― 人生は50歳から (12)―
代表 高雄きくえ
「人生は50歳から」といっても、体も頭も「下り坂」なのは確か。その坂を一挙に下るのではなく、ゆらゆら散歩しながら下りたいとも思う。
そこで、わたしは仕事も関心もこれまで「広く浅く」手をつけてきたのだが、それにも少し飽きたので「狭く深く」やってみようと思うようになった。つまり社会人入学というもので、もう一度大学院で勉強することにしたのだ。今更、と思わないでもないが、苦い思いを引きずっているからだ。
一応高卒で就職をしたものの、時代の波に誘われて大学に行った。行ったはいいが、大学闘争の残り火がくすぶる田舎大学だったので、その渦中で「学問」というものをしなかった。その代わり、「女」という自分にこだわり始め、ミニコミ発行という仕事につながった経緯はあるのだが。それはそれで、わたしにとっては幸運な出会いであったし、「女とは何か」という「問い」を解くことは楽しくもあった。ここらへんでその「問い」とその過程で持った「問い」を重ねて、「問いを学ぶ」学問というものをしてみようと思う。ガラクタの入ったおもちゃ箱の整理のような感じ。いまだ解いていない「問い」がわたしにとっては『TOY(おもちゃ)』なのかもしれなという駄洒落で、終わります。ありがとうございました。
*今回をもちまして、この連載を終了いたします。一年間ご愛読してくださいました 読者の皆様、どうもありがとうございます。
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