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井上嘉瑞と活版印刷

 著述編・作品編  印刷学会出版部 発行

井上嘉瑞(いのうえかずい)。明治35年(1902年)生れの彼は、自ら活版印刷機と活字を揃え、活版印刷の工房を開いた人。その人となりの紹介は、本書の「著述編」に譲るとして、ここでは、「作品編」(活版印刷物のサンプル集)に掲載されている文章を見てください。
印刷会社に勤務している者が絶対に口にしてはならないことを、これほどまでにあっけらかんと宣言されては、うらやましくてしかたないのです。
在りし日の嘉瑞が腕によりをかけて刷った印刷物をスキャニングし、最新のページレイアウトソフト『インデザイン』で組み版された本書は、活版印刷の持つ味・雰囲気を再確認させてくれます。

(哉)