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― 人生は50歳から (10)―

ひろしま女性学研究所
代表 高雄きくえ
 
     4年前、40歳になって突然歌が天から降りてきたというシンガーソングライター・新屋まりさん。広島中心だが、その後の活躍は目覚しく、CD4枚を発 売、さまざまなイベントには引っ張りだこ、2回目のソロライブもつい最近あった。東京でブティックの店長をしていた新屋さんは、お金持ちの奥様方相手の仕 事に疲れている自分を発見し、故郷の北広島町に舞い戻ったところ、歌が天から舞い降りてきたというのだ。
  現在ギャラリィは、尾留川香世子作品展『Their Stories』。彼女は新屋さんより少し若いが、主婦10年後、突如絵を描きたくなり、いまは陶人形に夢中らしい。子どもを学校に送り出して帰宅まで、 そして子どもが寝静まって、土をこねる、人形を産む生活になって、5年とか。 このお2人には、表現というものの原型があるように思う。生きていく中で溜まってきた澱が、火山が突如噴火するように、自分の中から噴火して表現になっ ていくのかも。だから、そんな日は、誰にでも、50歳過ぎてもやってくる。  
    

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