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身近な野鳥「大きな嘴ハシビロガモ」

野鳥観察の楽しみ(五十三)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
 

写真はハシビロガモ雄('05.4.4,大沢田池)〔Nikon D100, AF,VR,Nikkor ED80-400mm, 1/320秒-f/6.3,トリミング〕
 
本年もここで越冬する鴨の顔ぶれがほぼ定まった。その中で数は少ないがハシビロガモの雄は良く目立つ。遠くにいても首から胸にかけて真っ白な部分が人目を引き、また、多くの鴨が眠っている中で、雌雄とも忙しく動き回っていることが多い。

首をのばし、大きな嘴(くちばし)をショベルカーのように使って、水面のプランクトンを濾(こ)しとっている。この長くて幅の広い嘴(くちばし)は生活に適合して進化すると言うダーウインの「進化論」を思い起こさせる。

ハシビロガモは他の鴨たちと同じようにシベリアで繁殖し、秋には本州以南に渡り越冬する。一部北海道でも繁殖している。特徴は大きな嘴(くちばし)。雄は頭、顔、首にかけて紺黒色、光線の具合では紫黒色に輝き、眼は金色。

ハシビロガモのユニークな採餌方法はここ大沢田池で、今年春、他のカモ達にも伝播し、マガモ、カルガモ、ヒドリガモの一部が、首を前に伸ばし、嘴(くちばし)を水平にして、水を濾し採っていた。餌が減るのでハシビロガモにとっては迷惑だろう。

(2006年11月29日記)