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身近な野鳥「冠羽を立てるカシラダカ」

野鳥観察の楽しみ(五十四)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
カシラダカ
写真は冠羽を立てているカシラダカ雄(‘05.3.26東広島市で撮影)〔ニコンD100, Nikkor VR 80-400mm, F/4.5- 5.6D, 1/1000秒-F/6.3,トリミング〕

 「ピピチュルピーチュルピピピーピー」と澄んだ細い囀りが聞こえる。広い田んぼの中の農家、その傍の畑にある落葉樹のてっぺんにいる。 ホオジロによく似ているが、よく観ると頭に短い冠羽がある。カシラダカだ!数羽の群でいる。
 
カシラダカはこの冬、なかなかお目にかからなかった。今年になってようやく、正月の7日に初めて休耕田の葦の中にいるのに気がついた。この 時も10数羽の群れでいた。

 

カシラダカはスズメくらいの大きさ、背中は赤褐色で黒色の縞模様、スズメに良く似ている。しかし、スズメにはない目の上の白線(眉斑)が あり、むしろホオジロに良く似ている。尾の付け根上側(上尾筒)は赤褐色で、小さな白色のうろこ模様が特徴。腹は白く、胸から脇に掛けて 赤褐色の縦の斑点がある。
 
この写真を撮っていると、この群が急にざわめき、バラバラに飛び立ち、サーッと静かになった。上空を、彼らを狙うタカ・チョウゲンボウが通 り過ぎていった。彼らは庭木の枝で、暫く息をひそめてじっとしていた。彼らはもうすぐシベリアの方に帰っていく。これからもまだまだ危険 に遭遇することだろう。

(2005年3月28日記)