A: 入院できる一般病院には、医療保険適用型と介護保険 適用型があるのはご存知でしょうか? 介護保険が始まった時に、一般病院が介護療養型医療施設に転換し、現在14万床あります。医療や看護 の必要性はなくなったが、自立は困難で、家族からの介護も難しい状況におかれている人達が入院をしています。現在社会的入院といわれてい る人は14万床の50%を占めているといわれています。その介護療養型医療施設を廃止し、有料老人ホームや老人保健施設への転換をと厚生労働 省が進めているのです。
しかし近年推進されてきた「地方分権」によって施設の認可は都道府県の権限になってきた為、その地域の財源に左右されて、厚生労働省の 思惑通りにすべてが有料老人ホームや老人保険施設に転換するとは限りません。その為、行き場のなくなる人たちが4万人出るだろうと言われ ています。かたや入院されている方たちは自宅に帰りたい方が圧倒的です。もし自分がその立場だったとしたら、やはり住み慣れた我が家で療 養生活を送りたいと思うに違いありません。いまや在宅で訪問介護や、訪問看護、デイサービス、ショートステイ等を活用しながら、自分らし い生活、新しい家族関係を創出することが求められています。介護サービス事業者やケアマネージャーは、そのような方たちの生活を援助し、 いかにイキイキとその人らしい人生を送っていただくか、本人とご家族や地域の人達を巻き込んだサービスをデザインする力量を問われてくる ようです。