代表 高雄きくえ
「共同」作業というのは、何回挑戦しても難しい。ことに、構成員が平等に提案と運営と責任を負うということは難しい。わたしはこれまで女性たちとその試みをしてきたつもりなのだが、「この指とまれ」の「この指」との距離、言い換えれば「思い入れ」がそれぞれ違うからだ。
当ギャラリィ運営にも再びこの問題が浮上してきた。それぞれ皆仕事を持ちつつ関わっていて、ギャラリィ運営で「1人分の生活費」をまかなえない現状であれば、それも想定内ではあった。
考えてみれば、女性はいつもこの難問を抱えてきた。男の「誰に食わせてもらっているんだ」という台詞に、歯軋りしながら「働くこと」を模索してきたのだから。しかし「表現する」というアイデンティティに関わる重要な世界は、わたしたちにとっていまのところ「稼ぎ」にはならないけど、欠かすことのできない「場」となったのは確かだ。その思いをお互いにぶつけ合って、いま再び3月からの新体制に知恵を出しあっている。
1人でできることと、仲間でできることを整理しながら、その両方を楽しめるのも50代からのような気がする。
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