野鳥観察の楽しみ(五十九)
東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
▲写真はチュウシャクシギ(‘07.5.4,安芸津)〔Nikon D100, AF-S Nikkor ED 600mm×1.4,F4D, 1/350秒-f/6.3,トリミング〕
大形シギが18羽も群れて飛ぶ。ホイホイッ、ピイピイピイピイッと言っているように聞こえる。狭い湾になった河口をくるくると回って、近くの磯に降り立った。チュウシャクシギだ(写真)。ここ安芸津町は2007年2月から東広島市になった。
チュウシャクシギは冬、遠くアフリカ大陸からインド、ニューギニア、オーストラリアまで移動し、夏はシベリア大陸からアラスカまで渡ると言う。日本には旅鳥として沿岸部を通過する。内陸の旧東広島市内では観察例がない。
チュウシャクシギは大形なシギで、大きな嘴が下に湾曲している。全体的に薄い茶褐色で、頭が濃い茶色。頭部中央を縦に薄いクリーム色の線(頭央線)がある。主に蟹を食べているようで、足や爪部分を口でもいで胴部分を食べる。
今年5月はチュウシャクシギとよく逢った。3日に柳井で、4日に安芸津、6日に地御前海岸や八幡川河口で、どこへいっても群れを観ることができた。この時、安芸津で撮影した映像がNHKの I Love ビデオで放映された。
(2007年6月2日記)