野鳥観察の楽しみ(六十一)
東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
▲写真はソリハシシギ幼鳥(‘07.8.22,安芸津町)〔Nikon D100, Nikkor ED600mm×1.4, F/5.6S,1/500秒-f/8, トリミング〕。
今年は残暑も厳しく猛暑が続いている。今日は二十一節気の一つ処暑、新涼が間近いとの事だが、その気配はない。しかし、内陸部ではシギ・チドリたちが早くも動き始めている。沿岸部はどうだろうと安芸津の高野川を訪れた。
ホウロクシギが1羽、ソリハシシギ2羽、キアシシギ4羽、シロチドリ1羽、コチドリ2羽、イソシギ1羽を確認した。近くでウミネコが26羽水浴びをしていた。この時期のシギ・チドリの中には幼鳥が多い。
ソリハシシギはキアシシギよりやや小さく、シロチドリやイソシギより大きい。嘴が長く上に反っているのが特徴。頭から体の上面は灰褐色、下面は白い。足の色が橙黄色であるのも足の黒いオオソリハシシギとの区別のポイントとなる。
中継地での生活は本当に忙しく、常に餌を求めて動き回っている。長い嘴を穴の中に深く差し込み、蟹を捕まえる。泥が付いていると、海水で洗って食べる。渡りには相当なエネルギーが必要で、その補給に余念がない。
(2007年8月23日記)