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[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―18 穴子丼

珍しく市内中心部での仕事があり、気付けば2時過ぎになった。
遅い昼ご飯を食べに八丁堀を歩く。

うどんかラーメンにしようか、それともカレー?
なんて悩みながら歩くと、精肉と洋食の『ますい』の前に出た。
普段ならこのまま『ますい』に入るところだ。

が、なぜか記憶の風が吹き、8年ぶりに『ますい』の隣にある定食屋に入った。


汚れた手書きのメニューの貼り紙だらけの店内。

うーん、やっぱり余り変わってない。


女の子と来るのはちょっと気が引ける味のある店だが、僕には実に落ち着く店内だ。

2時なのでさすがに客は少ないが、カウンターには相変わらず魚料理が並ぶ。
秋刀魚の塩焼き、ハマチの照り焼き、鮭や鯖など焼き魚もあれば南蛮漬け、煮魚、フライ。
さらに頼めば刺身などが定食として自由に選べるのだ。

初めて来た時を思い出し、恐る恐る穴子丼がまだできるか聞いてみる。

以前と変わらぬ気軽さ店主は 穴子丼できるよ、と言って作り始める。
そう、穴子好きの僕は、店の前に張り出されたメニューに書かれた穴子に惹かれてこの店に入ったのだ。

待ってる間、久しぶりに店内を眺める。
夜は居酒屋兼任になるので、海鮮の一品料理のメニューが並んでいる。
そして焼酎の瓶もところ狭しと並んでいる。

いつか夜に来ようと思ってきてないな~。

 

と思ってるうちに汁物が出る。

 ハマグリとワカメの吸い物かな?


「もうすぐ焼けるけんね~、漬け物も好きなだけ食べんちゃい」 

店主の言葉に甘え、白菜の漬け物を遠慮なくバリバリ食う。


そして、

さらに美味そうな匂いと共に穴子丼も登場。

  

うーん、たんまり乗っちゃってマジ嬉しいです。

 

丼ぶりを抱えて掻き込みたい衝動を抑えて、先ずは穴子を一切れ食べる。


うん、旨い。


タレの付け焼きではなく、カリッと焼いてからタレを絡めたみたい。
これはこれで焼き魚らしさに溢れ、サクサク、ふわふわ感が出ていい感じです。
タレは少し甘めだが日本酒が効いてアッサリ感があう感じ。

たまらず嬉しくなり、丼ぶりを抱えて一気に掻き込む。
咥内いっぱい、喉から胃袋にグイグイ押し込む。


うーん、快感。 
 

やっぱり美味いわ、丼ぶりはこれが堪りません。

穴子好きなんで、煮穴子、天ぷらも好きだし、上品なタレ焼きも好きだが
これはこれで穴子らしさを楽しめるし、値段の割りには旨いし、ボリューム満点だ。

久しぶりに来たけど、満足ですわ。
今度は夜に来よう、これから寒さがきつくなると魚がさらに旨くなる。
やっぱし日本人は魚食って、酒を呑まんとね。