野鳥観察の楽しみ(六十五)
東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
▲写真はビンズイ(‘08.1.10,広島大学構内)〔Nikon D100, Nikkor ED600mm×1.4, F/5.6S,1/400秒-f/6.3,トリミング〕
久しぶりに訪れた生態園の松林は綺麗に下刈されていた。足を踏み入れると、小鳥が数羽、地面からサッと飛び立ち、松の枝に止まった。スズメかと思ったが枝の上で尾を上下に振っている。ビンズイだ。
暫くすると、一羽、また一羽と地面に降りている。ゆっくりと近づいてみると、ビンズイは忙しく地上の餌を探して歩き回り、少しもじっとしていない。しかし、上空をヒヨドリが鳴きながら通り過ぎると、サッと身を伏せる(写真)。
ビンズイはタヒバリと本当によく似ている。ビンズイには眉斑の後ろに白色斑があるので区別される。頭から背中にかけてはオリーブ緑色に見え、タヒバリのオリーブ褐色よりやや緑色味が強い。胸から脇は淡バフ色で黒い縦斑がある。
ビンズイは冬鳥としてやって来て、このような開けた林でよく見かける。この時、他にアトリ、シメ、ヒヨドリ、メジロ、エナガ、コゲラがおり、それに細い川からコガモ4羽が飛び立った。近くのブドウ池を覗くと、その周囲の林の一画の立木が綺麗に伐採され、今まで多数来ていたカモが激減しているので驚いた。
(2008年1月17日記)