野鳥観察の楽しみ(六十六)
東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
▲写真はミヤマガラス(‘08.2.3,東広島市原)〔Nikon D300, Nikkor ED600mm×1.4, F/5.6S,1/800秒,f/11,トリミング〕
この冬は時々雪が降り、5cm以上も積もる日が何回かあった。2月3日はやや少なく3cmの積雪。雪の中のミヤマガラスは綺麗だろうと思い、原地域を探した。幸い1月25日にいた場所の近くにいてくれた。
ミヤマガラスは電線に集団で止まるので見つけ易い。電線の上ではじっとして休むこともある(写真)が、ほとんどの時間を身繕いに使っている。時には頭をさげ、次に尾を高くあげ、扇のように広げてカラララ、カラララと鳴く。動作の割には小さな声である。
ミヤマガラスは普通のカラスと見過ごされ易いが、大きなカラスの群れがいると、ミヤマガラスではないかと疑うとよい。特徴はハシボソガラスよりやや小さく、嘴(くちばし)が尖っていて、根元が白い。おでこがハシブトガラスのように出っ張っているので見分け易い。
ミヤマガラスは冬鳥としてやって来るが、原地区から下見地区にかけてのような広い田んぼで餌を採る。規制緩和が進み、この地域にも家が建ち始めた。このまま開発が進めば、彼らの姿を見られなくのるのではないかと危惧される。
(2008年2月19日記)