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雑感(4月)

代表取締役 田河内秀子

 さくらの花の季節になりました。
 近くの江波山に寄ってみましたが、麓の木が一分咲き(?)山の上の桜はまだつぼみだそうです。山の入り口には警備員さんがいて、車は上がれないようになっています。しかし、山の上では、まだつぼみの樹の下で、早々と宴会も始まっているようです。
 さくらの花を歌った唄が、車のラジオから流れてきます。いくつぐらいあるのでしょうか? 森山直太郎、コブクロ、ケツメイシ、河口恭吾、福山雅治、175Rと書いてイナゴライダーと読むそうですが、知っていますか? 私は知りませんでした。ネットで調べるとあるはあるは。どちらかというと男性歌手が多いような気がします。でもこの前は沖縄の女性歌手の方も歌っていました。
 なぜこんなにも桜の花は私達日本人の心を惹き付けるのでしょうか。パッと咲いてパッと散る潔さでしょうか? 日本全国の川辺や公園、お寺や学校などで一斉に花咲く壮観な美しさでしょうか? 又、桜と共に紡いできた多くの思い出がそうさせるのでしょうか?
 永い永い年月の間先人達が、咲いた姿を想像しながら、思いを込めて一本一本を手で植え、作り上げてきた景観がいっせいに花開く。そこに無意識に感動するのでしょうか? 
 今ある日本の景観は、自然に出来たものは一つとしてなく、すべて私達の祖先が造ってくれたものだそうです。海外の樹木のない砂漠化した風景をテレビでよく見ます。それはそれで青い空と白い建物のコントラストなど美しい景観もあります。が、日本の清流と樹々と四季折々の花々の美しさにはかないません。
 何十年、何百年先の景色や人々の姿を想像しながら、日々の暮らしを造っていく。それが大事と桜の木は教えてくれているような気がします。