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身近な野鳥 「ブッポウソウの子育て」

野鳥観察の楽しみ(七十一)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
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写真1(‘08.7.19。東広島市)〔Nikon D300, AF-S Nikkor ED600mm, F4DⅡ×1.4,1/640秒,f/6.3,ISO400,トリミング〕
     
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写真2(‘08.7.11。東広島市)〔Nikon 100, AF VR-Nikkor ED80-400mm, 1:4.5-5.6D, 1/1250秒,f/5.6, ISO400,トリミング〕

 東広島市にブッポウソウが来ているのを確認されたのが5年前、すぐ巣箱を近くに住む会員たちが設置した。しかし、その巣箱は利用されないままだった。次の年(2005年)2月、巣箱をあらかじめ10数か所設置した。5月にはブッポウソウがその内の一か所を利用し、7月には無事雛が巣立っていった。

 同じ場所の巣箱を利用し始めて今年で4年目になる。さらに、巣箱の利用数も数か所に増加した。ある巣箱からの巣立ちを今年こそは観ようと数日通い、雛が巣箱の穴から上半身を出し、ゼエッ、ゼエッ、ゼエッ、ゼエッと餌をねだるところ(写真1)まで確認した。親はもう餌を与えていない、巣立ちが真近い。

 ブッポウソウは東南アジアからやって来る夏鳥である。暗青緑色の顔と頭、嘴と足が赤く目立つ。体全体が青緑色で翼に白斑がある。大きさはハトよりやや小さい。親鳥は子育て中、見晴らしの良い高い木の先や枝に止まり、昆虫を見つけては空中捕獲する。巣の近くの電線や木に一旦帰り、あたりを警戒しつつ餌をさばいてから雛に与える(写真2)。

 巣立ちが予想される日と次の日は用事があり行けなかった。3日後の早朝、現場を訪れたがもぬけの空で、辺りにもブッポウソウの姿はなかった。無事巣立ちしたものと安堵すると同時に少しさみしさが心をよぎった。

(2008年7月30日記)

2008年12月31日一部訂正

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