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身近な野鳥 「干潟のキアシシギ」

野鳥観察の楽しみ(七十二)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
    
写真はキアシシギ('07.8.26、安芸津町)〔Nikon D100、 Nikkor ED600mm×1.4、F/5.6S,1/320秒、f/9、+0.3EV〕
     

 内陸部ではめったに観ることができないキアシシギが安芸津の高野川河口に拡がる干潟では、渡りの時期、普通に見られる。仲間といることが多く、8月27日の観察時には4羽の群れで、幼鳥も混じっていた。

 他に、ソリハシシギ2羽、シロチドリ9羽、イソシギ2羽、トウネン幼鳥2羽を確認した。近くにウミネコが67羽、水浴びをしたり休んだりしていた。この時期、大沢田池からは姿を消しているカワウが2羽しきりに餌を捕っていた。

 キアシシギはソリハシシギよりやや大きく、シロチドリやイソシギよりかなり大きく見える。真っ直ぐに長い嘴、頭から体の上面は灰褐色、顔から首にかけては白地に灰褐色の縦斑、胸から脇は横斑、白い眉斑、腹と下尾筒は白い。名前のとおり足の色が黄色。

 満潮時には他の鳥たちと一緒に牡蠣いかだの上で休み、干潟が現れると、主に蟹を捕っている。じっとしていて、蟹が巣穴から出てくるのを見つけ、素早く駆け寄って捕まえる。穴に逃げ込まれても、嘴を差し込んで捕食する。

 

(2007年8月29日記)

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