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BACK DROP KURDISTAN バックドロップ クルディスタン

【監督】野本 大

【出演】カザンキラン一家、他

 クルド人とは「国家を持たない世界最大の少数民族」。トルコ国内で建国しようと活動している人々は、トルコ国民から憎まれている。だから、トルコ国内に住むクルド人のほとんどは、建前上トルコの政策を受け入れ、表面的にはクルドの精神を放棄し、トルコに迎合して生きていく道を選ぶ。それを潔しとしないクルド人たちは、国内にとどまりゲリラとなるか、国外に逃亡して「難民」となる。
 この映画は、難民として日本にたどり着いたカザンキラン一家を追ったドキュメント。難民受け入れに対して慎重な日本政府の態度に失望したザンキラン家の人たちは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の前で有志の日本人たちと座り込みのデモを始める。いったんはUNHCRから「難民」の認定を受けた一家だったが、ある日突然、父親と長男が捕縛され本国へ強制送還される。
 映画監督を目指して勉強中だった青年、野本大は「クルド難民」という重いテーマに取り組んだ。日本国内にいては、答えは見つからない。野本は、トルコへ、そしてニュージーランドへと飛ぶ。多くの人々と会い、彼が作り上げた作品は、何も知らない、自己中心の国日本への強烈なバックドロップとなった。

 (naoさん休みにつき、amoが書く)