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身近な野鳥 「大きなガンのオオヒシクイ」

野鳥観察の楽しみ(七十四)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
    
写真はオオヒシクイ('08.10.16、八本松町)〔Nikon D300、 AF-S Nikkor ED600mm、1:4DⅡ,1/1250秒、f/6.3、〕
     

国の天然記念物であるヒシクイが八本松町原に突然現れたとの情報が10月14日に入る。広島県では珍しい鳥で、今まで3回しか観察されていない。翌朝夜が明けると同時に現地を訪れる。この日はものすごい濃霧だったがすでに飛来していた。

ヒシクイは最近四つの亜種に細分類されている。仲間が日本鳥類保護連盟本部にさらに詳しい同定を依頼したところ、この鳥はオオヒシクイであると言う。オオヒシクイは日本海側に主に分布し、太平洋側への飛来は珍しいらしい。

オオヒシクイはマガンに似ているが一回り大きく、首が長い。特に、嘴が黒色で、先端近くが橙色をしている。亜種ヒシクイとの違いはオオヒシクイの方が嘴が長く、下嘴が薄い、嘴の上部の線がおでこの線と一直線につながっていることだ。

この2羽のオオヒシクイは多分番(つがい)であろう。いつも行動を共にしている。毎朝夜明け前にやって来て、田んぼの落ち穂を絶えず食べ続け、午前8時頃になると決まって何処かに飛んで行ってしまう。夜はどこかの池の中で寝るのであろう、胸にヒシの実や、水藻を付けていた(写真右)。

('08年10月29日記)
 このオオヒシクイは私の映像がNHKのアイラブビデオで放映されました。

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