雑感(11) 2013年11月

代表取締役 田河内秀子

 

「読んでから観るか? 観てから読むか?」というタイトルをどこかで見たことがあるが、今私はその状態です。

最近ビジネス書も自己啓発本もまるっきり読む気になれなくて、本屋さんに行くと、文庫の小説ばかりに手が伸びる。

きっかけは、「半沢直樹」。テレビの最終回を見逃してしまったので、どうしても結末を知りたくて買ったのが運のつき。それ以来、買っては読み、観ては買いの毎日です。

半沢直樹は、「ロスジュネレーションの逆襲」を読んだので第4弾待ちです。でもこれは番組のネーミングが良かったですね。もし「半沢直樹」でなく本のタイトルからもってくるとまるっきりインパクトゼロで、ここまでヒットしたかどうか?

「そして父になる」は本も映画も同じ。セリフも一言一句そのまんまなのですが、本の中の福山さんの役柄はもっとエリートの厭らしさが出ていて、本に軍配が上がりますが、子役は映画の方が涙を誘われて…良かったですね。

「桐島、部活やめるってよ」は本を読んでもちっとも面白くなく、最初の数ページで止めてしまったのですが、映画は良かったですね。同じ時間を切り取ってそれぞれの登場人物を描く手法はお見事! 17歳の頃のどうしようもない気持ちのゆらぎ、一生懸命さ、切なさ、そして最後のシーンは秀逸。あとで見るとアカデミー最優秀作品賞をとっているのですね。納得です。

岡田准一君の「天地明察」は、岡田君だから観たのですが、本の方が良いかも…。

「永遠の0」はこれからの上映作品なので楽しみです。本は一気に読ませるだけの力を持った作品だったので、岡田君がどう演じるか。これは絶対映画館で観ようと思っています。

WOWOWやケーブルテレビで映画が好きなだけ観れる環境にあって思うのは、やっぱり映画は最初と最後が肝心だという事です。テレビで映画を観る場合、最初に引きつける何かがないと簡単に切ってしまうし、映画館では、最後の余韻で良かった~と思える映画に出会えると得したな~と思います。

本を読んで映画を見ても、映画を見て本を読んでも、2倍楽しめるので、活字嫌いの人にはホントお勧めです。

秋の夜長は、読書と映画でキマリ!

雑感

雑感(10) 2013年10月

代表取締役 田河内秀子

 

すっかり秋めいて来て、朝晩の過ごしやすさがうれしい。しかし1年が経つのが年々早くなる。あと2か月で平成26年、年が明けると高齢者の仲間入りだ。民生委員さんが「如何ですか?」と尋ねて来られる年齢になるのだ。なんともはや!

社長になって14年、介護向けの印刷の仕事を始めて10年。始めた時には誰もやっていなかったこの介護分野の仕事も年々参入会社が増えてきて競争が厳しくなってきた。
中でも我が社の主力商品である記録用紙は、コモディティ化してきて、低価格競争の渦に巻きこまれそうだ。と本当は呑気な事は言っておれないのだが・・・
これはどんな業種でもどんな商品でも言えることで、白物家電しかり、パソコンしかり、背広しかり枚挙にいとまがない。最初は充分利益が見込める値段で売っていたのに、他の企業が同じような商品を作れるようになると値段が下がる。消費者にとっては喜ばしいことだが、働いているものにとっては利益が減って賃金も上がらないということになる。消費者イコール労働者なので、いくらアベノミクスで賃金をあげろといっても、今の産業構造の中では、なかなかそうはいかないのが現実だ。
それに対抗して何とか利益を確保していくためには、日々の知恵の集積が必要だ。ある社長さんが、「利益は知恵がどれだけ出ていたかの結果」と言われていたが全くその通りだろう。経営者も社員も学ばなければいい知恵がでてこない。毎日同じことをしていては良い発想も浮かばない。自分の時間を使ってもっと貪欲に勉強をしなければ自分たちの明日はないと思う。商品にサービスに、常に新たな価値を付加していかなければいけないのだ。
常に新たな事に挑戦する者だけに明日は約束されている。
10年目の危機に、心を新たに、知恵を生み出すための学びに全社員で取り組む必要性をひしひしと感じている。自分も高齢者になる事を言い訳に怠けるわけにはいかないのだ。(こうでも言わないと怠けそう・・・)

 

雑感

雑感(9) 2013年09月

代表取締役 田河内秀子


 8月5日に母の最期を看取った。昨年のお盆に母を特別養護老人ホームから引き取り、その後、嚥下性肺炎や腸閉塞の急変を4度の入退院で乗り越え、小規模多機能居宅サービスのスタッフの皆様に在宅介護を支えていただき、最後は家で看取る事ができ、自分としても悔いのない1年を過ごすことができた。母もきっと喜んでくれていたのではないかと思う。
 不足を言えば、もっと仕事をセーブして、母と過ごす時間を少しでも長くとれると良かったのだが、やはりこの1年で会社の業績も停滞してしまったので、私の仕事にかけている情熱も半分に下がっていたのだと今になって思う。これから、この1年間の仕事のブランクを挽回しなくてはいけない。
 しかし、母の介護にどっぷり浸かってみて分かることは、いかに頑張っても「一旦、人間が老いの坂道を下りだすと、誰にも止められない」という事だ。恐らく週1回見舞いに行ったくらいだと、自分のことはさておき施設でちゃんと看てくれているのかと不足や不満をもったかも知れない。嚥下性肺炎が治り病院を退院するとき、医師から「胃ろうを作りますか?」と聞かれたくらいなので、施設だったら胃ろうをしていたかも知れない。でも胃ろうもしないで最後まで自分の口で食べることが出来たので、食べることが好きな母にとってはそれも良かったのだと思う。
 又、子どもや孫たちと一緒にクリスマスやお花見も出来た。これはこども達にとっても貴重な体験になったのではないか。2歳の孫は、母の寝ていた部屋に母もベッドもなくなったのをみて「曾ばぁは?」と尋ねる。「曾ばぁはお骨になって天国に行ったよ」と言うと、納得できたのかできていないかはさだかでないが、もうそれ以上は聞かない。
 日常生活の中に老いや死が見えなくなって久しい。人間だれでも老いて、出来ていたことが出来なくなり、最後は大なり小なり人の手をかりないと生きていけなくなる。これからは超高齢化・多死社会になり、在宅介護が当たり前の世の中になるだろう。それを当たり前として、下の世話や食事の介助や体の清拭が誰でも軽々と出来るような、そんな能力がこれからは必要とされてくる。1860年に出版されたナイチンゲールの「看護覚え書」は、そんなすべての家族の為に書かれている。一度手に取って読んで頂きたい本だ。

雑感

雑感(8) 2013年08月

代表取締役 田河内秀子


  また新しい期がやってきた。今期は31期。法人化の前の個人事業の時期が8年あるので創業39年になるわけだ。来期は開業40周年の記念すべき年になる。長いような、あっという間だったような、よく生き残っていけたなと感慨もひとしおだ。ピーター・ドラッガーは「企業の第一の責任は存続させること」と言っている。現在社員数24名、31期は新卒内定者も既に決まっているので、30名にそろそろ手が届きそうだ。65歳で後継者へのバトンタッチと決めた計画も目の前に迫っている。やるべきことが山積の状態で、家に帰ると母の介護。所属している中小企業家同友会では、380名会員のいる支部の長として責任を果たせない日々に申し訳ないと思いながら、出来ることを何とかこなしている。
 しかし、自分が手を引いた後も会社が発展し続け、所属している会も発展し続けるような仕組みを作るというのは一筋縄にはいかない。
 会社にしても、同友会にしても、要は所属している構成員が、自分で考え、自分で動き、やるべきことをやっていく体制をつくる事に尽きるわけだが、あきれるほど次々に問題が起こる。要は人の問題なのだが、本人の怪我や病気、家族の怪我や病気、生きている人間である以上避けられない事ばかりだ。そして人間の集合体である組織は、いつも何か問題を抱えているのが当たり前なので、それをどう解釈し、人間理解を深めていき、少々何があっても大丈夫なような仕組みにしていかなければならない。
 7月は3日間ほど17歳のインターンシップの男子高校生が来た。最後の面接で、「どうだった」と話を聞いた。彼は「印刷も、制作も、営業も仕事が繋がっていて、どれも簡単な仕事はないと思った」そんな素朴な感想を持つ彼に、「そうよ、どんな仕事も簡単ではないのよ。今学校で勉強している事が大事なのよ。それからしっかり本を読む事、尊敬できる人を見つけること」と、話したが、彼はそんな事は今まで誰からも聞いたことがなかったと言っていた。40年後彼は57歳。どんな人生を送るだろうか、私が話したことが、少しは役に立つだろうか。それにしても、40周年を迎えるまでにやるべきことをやらなければ…

雑感

雑感(7) 2013年07月

代表取締役 田河内秀子


 今年の梅雨はまるで雨が降らず、農家の方々には恨めしい天候だったのでしょうが、我が家にとっては、掃除にもってこいの季節でした。
 6月は不用品の整理を心掛けて、衣料品はほぼ1/3処分。処分の為に持って行ったのは市のリサイクルセンター。最後はウエスにまで有効にリサイクルされるので心置きなく処分できました。
 とは言っても実は、未練がましく一度買い取りセンターに持ってはいったものの、ブランド品など1枚もないので、あっけなく「引き取り無理」と言われてしまいました。そこで「やはりそうよね!」と決心がついて、もはや3シーズン着ないものはどんどん袋に入れていき、そうすると、このぬいぐるみも、この手袋も、このアクセサリーも、と衣料品以外の雑貨も次々と決断がついて、実にスッキリ! 昨年着ていたヨレッとした夏のジャケットまで処分したので、今度は着るものがなくなってきました。ですので今月はしっかりした白のジャケット1枚とワンピースを1枚調達しようと思っています。
 さて、次に整理する対象は本。これが難物です。どれを残して、どれを本箱に入れるか?
 買っただけで積読の本も結構あるので、どうしようと思っていたところ、たまたま新聞に本の整理の仕方が載っていたので、それを参考にすることにしました。
 まず、本棚を新調し、ベッド周りや各部屋に散らばって積んである本を本棚の前に集合させ、ジャンル別に棚に収め、その時不要な本を処分用の段ボールに入れて、最近買いはしたけど読んでない本専用の棚を確保し、とイメージがわき、整理が出来た後の景色を想像しただけでもワクワクしてきました。
 最後に手をつけるのは写真や年賀はがきなどの整理。これはパソコンやスキャナを使って整理していくつもりです。
 人生も後半戦に突入! 身の回りをリセットして次なる事を考え始めなければいけない時期がきました。
先日クラス会で会った友人たちは、それぞれ新たな事に挑戦を始めていました。負けてはいられません。気合を入れてもうひと踏ん張り。スッキリさせるぞ!!

雑感

雑感(6) 2013年06月

代表取締役 田河内秀子


 日野原先生の本「与命」を読む。改めて日野原先生の経歴を目にして驚くことばかりだ。先生は今101歳、そしていまだ3年先までの予定がスケジュール帳には記されているという。
 本のタイトル「与命」とは、その命の存在に意味を与えるという意味だそうだ。かつて成人病と言われた病気は、今、生活習慣病と名前を変えたが、それも日野原先生が20年間提唱し続けた結果、厚生労働省が応じたもの。
 今や誰でも測れる血圧計は、機器の開発にも協力し、医療者と普通の人が測っても差がないことを検証して医師会に認めさせたのも日野原先生。看護師教育にも尽力し、日本で初めて4年生大学を作ったのも、大学院を作ったのも日野原先生。今も医師教育の在り方について提言をしつづけていらっしゃる。それは医師教育を8年間にし、4年は人間教育、4年は専門の医学教育でなければ、医師として到底その役割はおぼつかないというもの。
 先生は、58歳の時「よど号ハイジャック事件」に遭遇し、それを契機に生き方を変えたと本の中で言われている。「命」とは今生きている時間のこと。今生きているこの時間を自分の為でなく人の為に使う生き方に変えられた。そのように決意しそのような生き方を貫かれていることに畏敬の念を新たにした。
 60歳で聖路加病院院長代行に就任、医療改革に邁進し、80歳で聖路加病院理事長として多くの反対の中、全室個室の最新設備の病院を新築し経営者としても手腕を振るっていらっしゃる。
 それから20年、改革の手を休めず次々と新しい考え方の病院を作り、75歳からの「新老人の会」を作り、ミリオンセラーの書籍を出版し、とどまるところを知らない。
 「団塊の世代よ、あなたの晩年は40年間ある」という言葉と実践に、自分の為ではなく人の為に使う40年にしなさいと肩を押される。日野原先生は、医師としての人生のモデルとして、近代米国医学の基礎となっているウイリアム・オスラー博士に学び続けていらっしゃる。
 64歳の今、この日野原先生の「与命」という本を自分の指針としていこうと思った。その為には健康であること。健康とは「健康感を持つこと」だそうだ。眼も歯も関節もガタがきているなと感じる昨今、日野原先生のように健やかに生きれればまだまだこれからだ。

(田河内)

雑感

雑感(5) 2013年05月

代表取締役 田河内秀子


 5月は一番好きな季節! 辛かった花粉症も終わり、街の中は色とりどりの花いっぱい、木々は様々な色合いの新緑で彩られ、身も心もウキウキしてきます。
 でもリクルートスーツに身を包んだ学生さんたちにとっては就職戦線真っ最中、いくつもの会社を訪問したり試験を受けたり、内定を取るまではと落ち着かない日々で、季節を感じる余裕もないのではないでしょうか?
 3年前に採用した我が社の3名の新卒社員は、全員揃って4年目に突入しました。そしてこの4月に、新たに1名の新卒社員を迎えました。我が社のような20名程度の会社に新卒を採用するというのは、経験者を採用するのと違って、準備から採用、採用してから一人前に仕事が出来るようになるまで、いろいろと仕組みを新たに作ったり、迎える側にもエネルギーがいるものです。
 そして新卒採用3回目となる今年度は、来年4月の採用に向けて、年初から合同企業説明会、自社での会社説明会、その後の第1次書類選考、第2次選考とスケジュールは順調に進んでいっています。最終的には10名くらいまで絞り、第3次選考で2~3名を決定する予定です。さてさて我が社にピッタリの学生さんと出会えるでしょうか?
 自分はと言えば、新卒の頃ははるか昔になってしまいました。自分で稼げるようになるまでの生まれてからの20年間、育ててもらい、教育を授けてもらい、一人前になり、そして社会人として40数年、20数名の社員たち、家族も孫が3人になり、一応受けてきたものを返せる年齢になってきたと思えるようになりました。それもこれも、学生時代の先生方、長い長い付き合いの友人達、支持し励まして下さる仕事関係の方々、そして何より一人前にしてくれた両親のお陰です。
 社会人になるという事は、親から独立し、自分の生活を自立させ、いずれ結婚し、次世代を作り、仕事を通して社会にも貢献できるようになるということではないでしょうか。学生さんにとってはこれからの長い人生の第1歩。雇う側としての責任を感じつつ、学生さん達との出会いに期待し、この5月を楽しみたいと思います。

雑感

雑感(4) 2013年04月

代表取締役 田河内秀子


 5年越しに作っている訪問介護総合マニュアルが今になっても完成しない。運営編・業務編はほぼ完成に近づいたが、介護技術編が、読み直せば読み直すほど納得できる内容とほど遠くなる。
 介護雑誌やホームページ、専門書籍などにあふれている介護理論や介護実践と、要介護4を生きる母の現状を照らし合わせると、何が正しいのか本当はどうすればいいのか考えあぐねる。
 例えば水分摂取一つとっても、一日1500㏄以上とらなければ体内の水分が欠乏し、認知症の症状も悪化し、便秘もし、身体に様々な悪さをすると、つい最近学んだ。今までの介護技術の本の中にはそんなことは書いていなかった。勿論水分を取らなければ脱水症になることは分かっているが、では一日1500㏄という基準で飲ませていたかと言えば、とても及ばない。健康な私たちでさえ、1500㏄飲もうと思えば、朝・10時・昼・3時・夕食時・寝る前に200㏄ずつ飲んでも1200㏄にしかならない。250㏄ずつ飲んで1500㏄になる。それがトロミをつけた飲料を250㏄飲まそうと思うと至難の業だ。子供がジュースなどをごくごくと飲むイメージだと1500㏄は軽いのだが…
 どうすれば一日1500㏄飲んでもらえるか? これが今一番の課題だ。
 又、移動介助にしてもベッド上で上下に水平移動させようと思うと教科書通りにはいかない。ある教科書には、首の下と腰の下に手を差し入れて上に上げると書いてあるが、そんなことでは母はびくとも動きはしない。介護者が腰に負担をかけず、要介護者にとっても楽な水平移動をするにはどうすればいいのか、他の人がどうやっているのか調べ、自分でもやってみて考える。
 介護技術についてヘルパーさんに参考になる冊子を作りたいと思い立って早5年、いつまでたっても完成しないマニュアルに社員はあきれ顔だ。母を引き取ったのはこのためではなかったのだが、今は母が私の先生になって、様々な事を教えてくれている。もう完成は間近だ。

雑感

雑感(3) 2013年03月

代表取締役 田河内秀子


 昨日今日と、うららかな日差しが病室を暖かく包み込み、母は穏やかにベッドに横たわっている。2時間おきに看護師さんが身体の向きを変えてくださり、腫れ上がっていた右手も少し皺がでてきた。
 どうもおかしいおかしいと思いながら自宅で看ながら4日目に入院となった。どうして早くわからなかったのかと悔やんだのだが、同室に胃捻転で手術をされた方がおられ、その方も4日目に手術をして助かったとの事。やはり身体で何が起こり状態が悪くなっているのかわからなったそうだ。
 自分で症状を訴えることができない患者の場合は、状態が深刻になってからでないと対処ができないことがあるのだという事を思い知った。
 今回は、往診して頂いた地域のお医者さん、ケアマネジャー、ホームの看護師さんとの連携で、総合病院のベッドを確保したうえで救急車を呼び、即検査・処置・入院とこれ以上ない対処をして頂いたのだが、自宅で看るという事は、こういった地域の医師、介護事業所、ケアマネジャー、急性期医療のできる総合病院との緊密な連携が絶対に必要なのだと思う。
 これからは地域ケアの時代と言われている。病院のベッドは治療の為にある。治療が終われば施設に行くか自宅に戻るかを選択するのだが、でも何かあったら入院し、治療してもらえる総合病院が身近にあり、そしていつでも駆けつけてくれる地域の医師や看護師やケアマネジャー、介護スタッフがいてくれると、安心して自宅で看ることができるのではないだろうか。
 梅の花が咲き、春はもうすぐそこまできている。病院の窓から瀬戸内の海が見える。早く車いすに乗せて海を見せに行きたい。でも担当医からは「安心はできませんよ。体力がもたなければ急変するかもしれませんよ」と言われ、今日も母の顔が見られた事を感謝するこの頃である。

雑感

雑感(2) 2013年02月

代表取締役 田河内秀子


 レ・ミゼラブルを映画館で見た。自分の時間は殆ど取れない中で、ふっと午後の空いた時間が出来、この時をおいてはと映画館に足を運んだ。
 ヴィクトル・ユゴー「あぁ無情」を読んだのはいつの頃だったのか? 小学校5・6年生の頃かもしれない。小学生の頃は転校が多かったせいか友達も少なく、学校の図書室に入り浸って本ばかり読んでいた。家の本棚には両親が買ってくれた世界文学全集が並んでいた。近視になって眼鏡をかけだしたのも其の頃だ。
 「あぁ無情」のストーリーは、子どものコゼットが森に水汲みに行く場面を鮮明に覚えている。挿絵があったのかもしれない。自分が子どもだったから子どものコゼットに感情移入していたのか? もう50年以上も前の話だ。
 さてこのセリフのないすべてミュージカル仕立ての映画は実に良くできている。今までのミュージカル映画はセリフと歌が混じっているのが普通なのだが、これはまるでオペラのようなミュージカルだ。2時間半があっという間に過ぎた。よく知ったストーリーもあって音楽と映像に心底酔いしれた。又よく知った役者達が、何とも歌がうまいのにも驚いた。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウエイ、ヘレナ・ボナム=カーターいずれも役者としてはオスカークラスなのに、歌がここまでうまいとは!! 役者たちの底力に感動し歌の力に感動!! もう一度歌が聞きたくて、ついついユーチューブで、探してしまう。いろいろな人がレ・ミゼラブルのナンバーを歌っているのだ。DVDがでたら買うことにしよう。
 レ・ミゼラブルの舞台は、ロンドンでは27年間ロングラン公演が続いているという。日本でも過去3000回近い公演が開演され、今年も新たな演出で東京他4都市で公演が予定されている。行ける可能性は低いが、いつの日か観に行きたい。できれば生きている間にロンドンやニューヨークの本場ミュージカルが観られたらこんな幸せな事はないだろう。
 それまでは、嫁や息子や孫が出演するミュージカルをしっかり楽しむ事としよう。先日は嫁とその仲間達が「ミニ・キャッツ」を演じた。目の前で歌って踊ってのライブは臨場感たっぷり! 楽しませてもらいました。4月は孫が初舞台。さぁ楽しみです。

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