| 雑感(9月) | 2009年09月 |
代表取締役 田河内秀子
長い梅雨が終わり、暑い夏もあっという間に通り過ぎ、もう秋。わが社も八月から新しく第二十七期のスタートをきった。前期に計画し、達成できた事できなかった事いろいろあるが、欲目にみて八〇%は達成できたのではないかと思う。お陰で二桁増の売上アップを達成することができた。経営計画書を作り出して四年目になるが、以前の計画が無いときにはどうやって会社経営をしていたのか不思議に思う。こうであったらいいなと思う売上目標金額だけがあって、どうやって目標金額を達成すればいいのか皆目検討がつかない状態だった。何を重点的に営業してとか目標粗利はどのくらいでとか、社員の意識のベクトルを合わせる経営理念もなしで、ただただお客様からの注文を待っていた頃は、一年経つと悲惨な結果が待っていた。
目標を定め、そこへ到達するにはこれとこれに力を入れて、販促はどうやって、その為の予算はいくら取って等々、計画が立ってくると、いかにずぼらな人間であっても一周遅れでも何とか到達するものだなと思う。私自身が一番計画通りに物事を運べず、社員にいつも迷惑をかけているが、お尻を叩かれながらでも前に進むと一〇〇%はいかないが八〇%くらいは達成できるものだ。
多分自分の決めたことは確実に一〇〇%やるという人はこんな目標の立て方はしないのだろうが、あまり自信のない私はあえて目標を高くして、社員全員の総合力で何とか目標に近づこうとしているのだ。
さて今期はどんな結果が待っているだろうか? 目標は笑ってしまうほど高く設定した。
今期のモットー「わくわく!どきどき!仕事は楽しくやろう」で一年間頑張ってみます。
| 雑感(8月) | 2009年08月 |
代表取締役 田河内秀子
来年は営業職に新卒を採用しようと、初めて同友会の共同求人に参加した。創業以来三十三年、今まで人の採用は、すべて中途採用だったので、何もかも始めてのことばかり。
昨年末から始まった共同求人活動ももう終盤に差し掛かったこの時期にスポット参加という形でブースを出した。まだ内定をもらっていない学生が半数以上というこの不況下で会場を訪れた学生は五百名近く、わが社のブースにもスポット参加にもかかわらず七十七名の学生さんが訪れてくれた。その中から二十五名の学生さんが弊社で行う会社説明会に参加。まずは学生さんに我が社をみてもらい、本当に我が社に来たいという方に履歴書と作文を出してもらい、面接をして内定を出すという段取りで動き出した。
こんな大勢の学生さんに会社にきてもらうには、椅子も足りない、コーヒーカップもスリッパも足りない。机の上も収納棚の上も物で一杯という状況で、まず整理整頓掃除をしようと二日間にわたって一時間づつ全員で大掃除をした。自分が日頃仕事をしている場所は、なかなか問題点に気づかないので、他部門をそれぞれチェックして遠慮なく指摘することにすると、短時間で片付いた。これからも月に一回は全員一斉大掃除、しかも他部門の掃除をするということにすると5Sが徹底してくるかも知れない。
なにはともあれ人を選ぶというのは本当におこがましくて、今見えていることだけ、しかもほんの何時間かの出会いで選ぶ訳なのだから選ばれる方もたまったものではないと思う。しかしこれは自分を見つめ直すいいきっかけとして活用して欲しいものだ。人間の能力の差はほんのわずか。しかも一人の人の中に98%の能力はまだ眠っているというではないか。しかもまだ二十歳前後の人生これからの時だ。もし選ばれなかったら、これはチャンス。まず簡単にできることから変えて見るといい。元気な挨拶や積極的な質問、いつもとは違う傾向の本を読んだり映画を見て、カッコいいと思う人の服装や髪型、歩き方の真似をする、要は自分を客観的にみてプロデュースしてみる。内面を変えるには時間もかかるし、どう変えていいかもなかなかわからないものだ。だから外見や行動を変えるほうが手っ取り早い。落ち続けていれば、それこそ大変身のチャンスなのだ!
| 雑感(7月) | 2009年07月 |
代表取締役 田河内秀子
奥入瀬に行ってきました。経営の勉強の為に参加している中小企業家同友会女性部の二年に一度の全国交流会が、青森県が今回の主催県ということでJR・飛行機・バスを乗り継いで行ってきました。朝早く出発し、お昼過ぎに着くとすぐ研修です。経営発表を聞き、グループ討論をし、自社の経営にどう落とし込むか考えます。夜は全国の女性経営者との懇親会。食事は青森の海の幸・山の幸満載でとても美味しくすぐ満腹になってしまいそれ以上食べられないのが残念でした。
翌日は今注目の「おからこんにゃく」を開発したベジタリアン料理研究所蒟菜所長の岡田哲子さんの講演、まるで焼くとお肉のような「おからこんにゃく」を世に広めて、菜食で世界を平和にするのが使命と熱く語られました。彼女によれば動物性蛋白質は、体重1kgに対し一日1gの動物性蛋白質を摂取すれば充分、それ以上は身体に害にはなっても益にはならないとの事。完全ベジタリアンといかなくても、とにかく野菜をしっかりたべましょう! 子供たちに食べさせましょう! と強調。子育ても済んだということで食事の内容についてはおざなりになっていた私ですので、改めて野菜主体の食事にしようと決意。
昼にはすべてのスケジュールが終了し半日観光に出発。時間の関係で奥入瀬渓流はバスの車窓から眺め、十和田湖へ。遊覧船の船上から眺める神秘の湖十和田湖は、およそ四十年前リュックを背負い友人たちと訪れた頃と少しも変わらない紺碧の湖面と緑したたる外輪山で迎えてくれました。
今回は研修がメインでしたので、せっかくの青森を足早に通り過ぎてしまったのですが、いつかは「苔むす岩を洗い 木もれ日に光る 十変の流れ」と言われる奥入瀬をゆっくり散策し、ついでに八戸で海の幸を満喫し、下北半島や津軽半島にも足を伸ばし、世界自然遺産の白神山地にも行ってみたいものだと思いました。
| 雑感(6月) | 2009年06月 |
代表取締役 田河内秀子
ここ舟入に引越してきて二年。広島市の中心部でありながら、しかも落ち着いた雰囲気の町です。舟入をもっとよく知ろうと始めた『舟入散歩』も17号になりました。毎月三千枚印刷して、千枚はご縁のある方に発送、二千枚は地域へのポスティングや、取材したお店に置いてもらう等で配布しています。出来れば舟入、江波、神崎地区の全世帯に配布したいのですが、手で折るというとても原始的な作業(この折り方のできる製本機械はどこにもないので)がありますし、広告費は取らない全く無料のニュースペーパーですので、これ以上の枚数には二の足を踏んでいます。
でも自社で版下も作り、印刷もできるからこそ、コストの事も余り考えず気になるところを自由に取材に行き、好きなように紙面作りが出来るのは有り難いことです。
先日、広島県中小企業家同友会女性部で「同友会を活用して百年に一度の危機を乗り越える」というテーマの研修会をしました。今の不況は、百年に一度と言われ、バブル崩壊後の93年ごろと比較してももっと落ち込んでいて、しかも良い所と悪い所の差も大きくなっています。このような時期に何をすべきかヒントをつかんで帰ろうと女性経営者や経営者夫人等が参加し、勉強した訳なのですが、つまるところ、まず自分の足もとをしっかり見つめ、小さな強みを見つける事、経営指針書を作り、中長期計画を立てる事、経営者も社員も一丸となって全員経営をすること、十人の会社だったら九人で今までの仕事をし、一人分の新しい仕事を造り出す事、そして新しい仕事は、創業の思いに立ち返り日々の仕事を洗い出す中できっと見つかる。うまく行かないのは方法が悪いのであって、方法を変えれば打つ手は無限にあるという言葉も印象に残りました。
どんな仕事も社会に必要とされて生まれてきた訳なのですから、今やっている仕事の中にきっと新しい仕事の芽はあるにちがいありません。
我が社にしても、グーテンベルグの時代から紙に文字や絵・写真を情報として載せ伝達手段とする印刷という仕事で出来る事は、まだまだ無限にあるはずなのですから、社員と共に知恵を絞っていきたいと思います。
| 雑感(5月) | 2009年05月 |
代表取締役 田河内秀子
薫る五月、新緑が目に染みる季節です。先日宮島に行ってきました。
広島に住んでいながら宮島に行くのは、新年の初詣か夏の水上花火大会くらいです。この度は還暦の仲間たちで宮島の弥山に登りました。ロープウエーを使って登ったことがありますが、全行程自分の足でというのは高校の時以来です。
弥山への登山ルートは主には三つ、大聖院ルートと紅葉谷ルート、大元公園ルート。遠足くらいのつもりで参加したのが、何が何が全くの登山でした。登りは大聖院ルートで、下りは紅葉谷ルート、杖無しには歩けないくらい私にとってはハードな行程で、わが身のふがいなさに情けなくなりました。
しかし、頂上からみる瀬戸内海の島々は遠く霞たなびき、穏やかな瀬戸の海はどこまでも平和で美しかったです。又、驚いたのは外国人の多い事。ニュースでは宮島への外国人観光客が過去最高とありましたが、弥山に登るのは日本人より多いのではと思う程、登り下りに行き交い挨拶をするのは外国人ばかりといっても過言ではないくらいでした。
宮島は日本三景のひとつとして、又、平成八年に世界文化遺産として正式に登録され、誰でもが良く知っていますが、その歴史は推古天皇の時代から始まり、平安時代に平清盛が今の社殿を築き、戦国時代に毛利元就と陶晴賢との合戦の舞台ともなり、江戸時代には祭礼市が催され遠方からも商人が集まり、常設の芝居小屋や富くじ興行が行われ近世文化の拠点・遊興の地として栄えていきます。いつも通る商店街を一歩外れた町屋通りや滝小路をそぞろ歩きすると、今まで知らなかった宮島と出会えることでしょう。
| 雑感(4月) | 2009年04月 |
かなり前になるのだがデパートで開催されていた「ターシャ・テューダー展」を見に行った。以前テレビで放映されていたのを見ていて心惹かれるものがあり、新聞で開催の告知を見て、これは見逃せないと友人と行ってみた
ターシャ・テューダーは一九一五年生まれ、昨年の六月十八日に九十二才で亡くなったアメリカの絵本作家。バーモント州の山奥に三十万坪という広大な敷地を四季折々の草花で埋め尽くした庭園は「ターシャの庭」として世界中の園芸愛好家に愛されている。
何もない荒れ野に十九世紀風の家を建て、庭作りと自給自足の生活を始めたのは五十八歳の時。三歳の時に将来自分は花を咲かせる人になろうと心に決めたというのだから驚く。
三才から九十二才まで一貫した姿勢で貫かれた人生のありようは、百冊近い著書や温もりのある家、糸から紡いで作った服、こだわりのある美しい庭に表現されている。
その展示会で一冊絵本を買い求め、ベッドサイドに置き朝晩眺め、とても癒されていたが、孫が来た時、「この本いる?」と聞くと、「いる」と答えたのでやってしまった。
それでもやはりあの絵本が欲しいので、とうとう今日はアマゾンで注文をした。
居ながらにして本を注文できる便利な生活は捨て難いが、自然と共にあるターシャの生き方には憧れる。せめて本を眺めていつの日か草ぼうぼうの庭を花いっぱいの庭に変身させたいと思うのだが、何の予定もない休みの日は死んだように寝ている身ではいつのことになるやら・・・
| 雑感(3月) | 2009年03月 |
さる二月七日、私も所属している広島県中小企業家同友会女性部では「男性も女性も働きやすい職場づくりを考える」と題して中小企業におけるワーク・ライフ・バランス推進フォーラムを開催した。長年社会学者として家族問題に造詣の深い春日キスヨ先生(松山大学教授)が基調講演を、三名の方が体験報告、その後グループに分かれ討論を行った。
春日先生よりの、戦前戦後から現代へ向けての若者の行動様式や考え方の変化、今後の日本の家族構成の変化、そこから引き起こされるであろう新たな問題など、説得力のある数値に基づいたお話しで日常の中で何となく感じていたことを改めて認識する事ができ、又、二回の育児休業制度をつかい仕事と家庭の両立に奮闘している若い女性社員さんからの報告では、多くの男性経営者の方々も共感をもって聞いておられた。
私自身の子育ての頃は育児休業制度はなく、産後にゼロ歳児を保育園に預けて働くには親の助け無しには到底ムリだった。昔と比べれば制度的な環境が整ったとはいえ、かえって家族の援助の手は少ないのではないだろうか。娘にとって私はちっとも当てにならないいつも忙しいおばあちゃんだ。リストラになった派遣社員も今こそ家族で支えていいはずなのになかなかそうはなっていないらしい。
非婚化と少子化は進み、独居化もどんどん進んでいっている。知り合いのケアマネジャーさんは、一人暮らしのお年寄りが亡くなられる場面に遭遇する事が多々あり、身内を探すのにも苦労すると言われていた。仕事の成果に価値を置き生活の便利さを追求し、数値に表しにくい面倒な家族の関係性とか心の満足をないがしろにしてきたつけが回ってきたのではと思う。仕事によって自己充足感を得て、子育てや家族・友人達との心のつながりを大切にして豊かな人生を獲得したいのは男も女も同じはずなのに・・・。
そこで中小企業の社長として声を大にしてお願いします。働く独身女性の皆さん!うちの独身男性諸君にお嫁さんに来てくださ~い。大企業ほど給料は多くありませんが、貴女の仕事と子育てや家事には全面的に協力させます。育児休暇を取ったって構いませ~ん。
| 雑感(2月) | 2009年02月 |
美味しい蕎麦を頂いた。絶品の味! その日の朝に打った本物の手打ち蕎麦! しかも石臼で挽いたそば粉で作った蕎麦。初めて食べたそばがきも何とも美味!
今まで食べていた蕎麦は一体何だったんだろう?
面倒ぐさがりやの私は、蕎麦をゆでるのも面倒で、年末の年越し蕎麦ぐらいはかろうじて作り、家族で食べるのだが、それほどうまいと思った事がなかった。
蕎麦好きの人が、ここのお店は美味しいよと教えてくれても、他の店との違いもあまり分からず、蕎麦に魅せられ、自分で蕎麦打ちの道具一式買う人だっているにも関わらず、全く理解が出来なかった。
この年になって初めて蕎麦の美味しさに開眼。昨年は香港・台湾に行き、美味しい料理に舌鼓を打ち、中国料理には何と紹興酒が合うのかと紹興酒の美味しさにも驚いた。
人生は捨てたものじゃない。この年齢になって食べる事で新たな出会いと感動を味わえる。
今までは食べる事に対して、せっかく食べるからにはまずいものを食べるのは止めようというくらいの消極的な思いと、カロリーを取り過ぎないようにと注意をしていた程度だったが、少し損をしていたかな、と思う。
美味しいものを探して食べ歩く人の気持ちが多少なりともわかった気がした。
昨日は採れたてのサバを頂いたので、久しぶりにしめ鯖を作ろうかと思ったが、長いこと手間のかかる料理をしていない私は、サバを3枚におろせず、諦めて味噌煮にした。久しぶりに作った新鮮なサバの味噌煮はなかなかに美味しかった。
いろんなものの作り方を忘れ、冷蔵庫の中をみても何の料理も浮かばないくらい、料理オンチになってしまった私。これからはせめて月に一回くらいはきちんと料理をしてみよう。まだまだ人生は続く。食べる楽しみを手放さない為に。
| 雑感(1月) | 2009年01月 |
新年明けましておめでとうございます。
百年に一度の不況と言われ、新聞もテレビもちっともいいニュースがない昨年末でした。でもピンチがチャンスとも言います。いけいけどんどんの時代には世の中全体が浮かれ、乗り遅れまいと焦っていたように思います。一度立ち止まってひとつひとつを考え直す時でしょうか。
個人の事で言えば、自分は何に価値をおいてどういう生き方をしようとしているのか?
今の仕事の仕方はどうなのか? 仕事をする事で何を達成しようとしているのか? 人間関係はどう作ろうとしているのか? どういう死に方をしたいのか? それには自分の身体とどう向き合っていくのか?
事業で言えば、経営理念は今のままでいいのか?事業の目的・目標は何か? 他に考えられる展開はないのか? 経費の使い方は目的・目標に合っているのか? 自分たちが作ったり売ったりしているものが社会にとって益となっているのか?
社会との関わりで言えば、買物をする時、自分が買う事によって世界の誰かが不幸になっていることはないのか? 市場原理主義が行き着くところまで行っている現在、すべてが世界とつながっていることを想像するということ。そしてストップ地球温暖化、自分にできるささやかな事をやっていくということ。
さて今年の大河ドラマは戦国の「利」の時代に「愛と義」を貫いた直江兼続。いよいよ「利」から「愛と義」の時代に大きく舵を切ろうと社会が動いていくような予感がしてなりません。とは言っても、実は妻夫木聡君や小栗旬君、城田優君などイケメン諸君に会えるのが日曜の夜のおばさんのささやかな楽しみ。うれしい!
| 雑感(12月) | 2008年12月 |
創業以来お世話になっている製本会社の社長様が、突然お亡くなりになりました。五十七歳の若さでした。亡くなられるつい二時間前には電話で話したのにと、うちの発注担当者が愕然とし言葉もありませんでした。家族を愛し、一生懸命仕事をし、友人知人仕事関係の方みんなに愛されたとてもいい社長さんでした。弊社もどんなに助けられたか。心からご冥福をお祈りいたします。
今はケア手帳の製本作業をお願いしその最中でしたので、残されたご家族・社員さんで、もう翌日から頑張って頂いています。きっと社長様も天国から「悲しんでばかりいないでとっとと仕事をしろ」と言われているのでは・・・と思いますので。
ピンピンコロリが理想の死に方とよく聞き、私もそうありたいと思いますが、五十七歳ではあまりにも早い! 本人もご家族も残念で仕方がないでしょう。
ところで、私は二月生まれなので、今年は最後の五十代。仲の良い同級生達は一足先に還暦を迎えました。身体は正直なもので、さすがに元気印の私も、あちこちガタがきています。血圧はもう十二年前から上昇しはじめ三年前から薬でコントロール、肌はカサカサ、シミが目立つようになり、少し高めの化粧品を奮発しました。 幸いな事に、肝機能・脂質・糖など、血液の中身には問題ありませんが、腹囲に問題が・・・。今年の生活習慣病予防検診での結果は腹囲+血圧の項目で要経過観察です。せっかく頂いた命、あの世に行くその日まで、しっかり働けるよう日々メンテナンスをおこたらないようしなくてはと改めて肝に命じております。中小・零細企業の経営者は得てして自分の健康を後回しにしがちですので。



