【監督】スティーブン・フリアーズ
【主演】ジュディ・デンチ、ボブ・ホプキンス
第二次世界大戦の最中に英国で初めて裸体女性のレビューを企画開催した女性の物語。ということで、皮肉な笑いに満ちた映画を予想していました。実際にそういう部分もありましたが、それだけのお話ではありません。
主人公は金持ちの未亡人ならではの傲慢さも持っていますが、それが見ていてとても気持ちがいい。間違っていないと思っても、自分の云いたいことをはっきり主張したり、思うままの行動をとるのは難しいことです。けれどヘンダーソン夫人はそれを堂々とやってのけてくれます。そんな怖いもの知らずで格好いい彼女の突飛な発想や体制に屈しない姿勢は、実は悲しい思い出から導かれたものでした。この映画は、時間はかかるけれど涙を笑顔に変えられる日はきっとくるのよ、と温かい手で包まれるような気持ちになる物語です。
(nao)