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主人公は僕だった

【監督】マーク・フォースター
【主演】ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン

 映画の主人公には時々何者かの‘声’が聞こえる。「それを作れば彼はやってくる」という声を聞いて野球場を作った主人公のように。この映画の主人公ハロルドに聞こえてきた声は、彼を主人公にした小説の作者のものだった。その声は悲劇的な結末を暗示。職場と自宅を往復するだけの毎日を送っていたハロルドはハッピーエンドを求めて行動し始める。文学部の教授の助けを借りながら遂に作者と対面した彼が渡された草稿のラストは?
 最期の予告が聞こえなくても、人は皆いつか死んでしまう。その事実を受け入れて初めて人は意思を持って生きていくことを始めるのかもしれない。愛すること、許すこと、そして誰かのために手を差し伸べ心を開くこと…いつかは無くなる自分の命のために大切だと思うことが出来るように、そっと耳を澄まして声を探してみる。たぶんそれは神のものではない。もっと近しい声、もしかしたら自分自身の、声。

(nao)

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2007年06月10日 15:10に投稿されたエントリーのページです。

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