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[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―16 番外編 魚魚骨ラーメン

自他共に認めるラーメン好きなので、時々広島で1番美味しいラーメン屋をたまに聞かれる。

でもラーメンほど好みが分かれる食べ物も少ないのでいつも答えに困る。

熊本ラーメンを紹介しても豚骨スープはダメとか、麺が太いのや細いはダメとか言われたらもう好みが違うから何が美味しいかは、わからんよ?てな話になる。

でも1番好きなラーメンは?と改めて質問されると、

あの店かな~。

その店は西区大芝にある

魚魚骨(ととこつ)ラーメンでした。

本当に旨かった。

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その日も近くのコインパーキングに車を停めて店に向かうと、同じ道沿いだけで美味いラーメン屋が二軒ある。

当時の横川から大芝付近は本当に美味いラーメン屋がたくさんあって、本当にラーメン好きには堪らない場所だった。

もちろん1番美味いと僕が思っていたのが、その店の魚魚骨ラーメンだ。

「QueensTown」というbarが、昼間ラーメン屋になるのだが、正確にいうと昼間に間借りさして貰ってたらしい。

元は五日市のコイン通りにあったのだが、事情でこちらに移ったのだ。

店内はバーになったが、寡黙だが温かいご主人と小まめで優しい奥様は変わらず迎えてくれた。

大好きだった魚魚骨ラーメンを注文した。

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魚魚骨ラーメンとは魚の骨と野菜からスープを作るラーメンで、優しいのだがめちゃめちゃ美味いラーメンなのだ。

季節や日によって魚の骨が変わる、鯛、鮃、鱸、アイナメ、その他いろいろ。

大体2、3種類ミックスされているので来るたびに今日は何かな?と楽しみにしていた。

下ごしらえをキッチリして臭みや雑味を取り除いた魚の骨から取る日本人好みのダシと、野菜を合わせたそのスープは、滋味溢れ、優しくしみじみと旨さが身体に染みわたるんです。

福岡県での学生時代以来10年間ハマリ続けた豚骨ラーメンより初めて美味いと感じたラーメンだった。

豚骨ラーメン命だった自分がラーメンの味覚に自由になったのはこのラーメンのお陰かなと今は思う。

実際、季節事に牡蠣や海老、ラーメンとは違うけど冷やし担々麺など限定ラーメンもあり、その時々塩や醤油、味噌ベースなど楽しんだ。

牡蠣や海老などもそうだが魚貝系とスープの相性が良いみたいで1番好きだったのはアサリ塩バターラーメンだった。

塩バターラーメン自体、美味いと思った事はなかったのに、この野菜と魚の骨から摂ったスープには感動して感謝したくなる程合うのだ。

しかし、この日に食べたラーメンはトトコツラーメンだが、実は半月近く、魚魚骨ラーメンではなかっのだ。

この日で店を閉めるのだが、閉店の理由の魚の骨が安定して仕入れられなくなり、替わりに肉を使いコンソメの技巧を使いトトコツ風のラーメンを作られたのだ。

自分も事前に知らなければ何かの魚だと思っだろう、それだけ美味いラーメンだった。

食べてる途中に店主の旦那さんに話かけて頂いたのだが、無口なご主人だし、自分もラーメン屋さんでは料理される方には話かけないしので長く通った店だが初めてに近い会話だった。

隠していたつもりだが、僕がある方にこの店を紹介した事や今後の事を聞かせていただいた。

中でも胸を打ったのは、閉店の理由であるコストや仕入れの難しさ、調理の手間から50杯が限度だった事。

今回のラーメンはこの技法を使えば魚の仕入れに関わらず作れたのに、また新しいラーメンのアイデアもあったのに、最後までお客さんの求めたトトコツラーメンの味を提供したのだ。

個人的な意見として、トトコツラーメンでなくてもご主人のラーメンが今後も食べたかった。

話を聞けばこの新しいスープに合わせた新しいラーメンのアイデアやイメージがあるなら、それを作って挑戦して欲しかったと僕の生意気で、我が儘な意見を伝えた。

しかしご主人はいつものように静かな、そして優しい表情で微笑まれただけでした。

きっと、最後になろうとトトコツラーメンを食べに来られるお客さんにご主人なりの最高の誠意を提供されたんだなと思いました。

ご主人と奥様にまた、どんなラーメン、いや食べ物で構わないんで、必ず待ってます。と言って店を出た。

あれから何年か経つがまだ、店を再開した話は聞かない。

でも、多くのファンは待っています。

無くなったから素晴らしいラーメンだった、とは思われたくない。

きっと復活して、また最高のラーメンを食べさしてもらいたい。

 

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2007年11月02日 12:39に投稿されたエントリーのページです。

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