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今月の写真 2009年07月

【ゲンジボタル】黒瀬川支流の清滝川で今年も多くのゲンジボタルが舞っていた。
(2009.6.13 東広島市で撮影)

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今月の言葉(7月) 2009年07月

「六根清浄、お山は天気」
  ― 山開きと山岳信仰に学ぶ ―

            ―風彦 

 夏山シーズンである。日本列島の霊峰には登山者で賑わう。むかしは修験者の山岳信仰の舞台であった。富士山もそうだし、中四国では、石鎚山、大山、厳島の弥山…。現在では、男女ともスポーツと趣味、健康を目的に登山ブームにまでに発展した。今でも登山者たちが、「六根清浄、お山は天気」と唱えながら山を登るのは、修験者の〝呪文〟の名残り。広辞苑を見ると、「六根清浄」(ろくこんしょうじょ)とは六根の福徳によって清らかになること。山登りの行者、寒参りする者などの唱える語。六根とは六識を生ずる六つの感官、すなわち、眼・耳・鼻・舌・身・意の称とある。人間の欲望(煩悩)を断つことを山の神に誓う言葉だろう。
 山登りに縁のなかった私が、この言葉を知ったのは、学生時代に詠んだ志賀直哉の小説「暗夜行路」。主人公・時任謙作が大山に登る件(くだり)で、同伴の男たちの「六根清浄、お山は天気」と唱える描写があった。
 私たち「四季の会」の仲間は、毎年、七月の石鎚山の山開きに出かける。標高一九八二メートル四国第一の高峰であり、修験道の霊場で知られる。会長のOさん、Mさんは、昔からの信仰があり、白装束、白足袋姿で登る。当日は、関東、九州からも信者が集う。頂上近くの神社の本殿でお祓いを受ける。頂上の天狗岳までの山道で行き交う人々は、「おのぼりさん」、「おくだりさん」と、お互いの労をねぎらう。
 ―「六根清浄、お山は天気」―。山岳への信仰心は、山の威容と山の霊験への畏怖から生まれたもので、昔から煩悩にさいなまれる人間が求めた信仰でもあろう。
 現在の混沌とした社会、環境破壊に対応していくためには、「六根清浄」の心を信仰から学ぶことも必要である。
 この七月は、山開き、川開き、鵜飼、海開き、朝顔市、ほおずき(鬼灯)市、蛍狩り、夏越し祭り、天神祭、麦秋のあとの田植え…。地方、地方の気候風土、風習による夏の風物詩がある。自然と人間との共生で豊かな社会を構築するためにも、地球を大切にする人類の知識と知恵を生かそう。
― 山開き太鼓で雲の封を切る 本宮鼎三
― さまざまな夏の姿や万華鏡 風彦

(風彦)

今月の言葉

雑感(7月) 2009年07月

代表取締役 田河内秀子

 奥入瀬に行ってきました。経営の勉強の為に参加している中小企業家同友会女性部の二年に一度の全国交流会が、青森県が今回の主催県ということでJR・飛行機・バスを乗り継いで行ってきました。朝早く出発し、お昼過ぎに着くとすぐ研修です。経営発表を聞き、グループ討論をし、自社の経営にどう落とし込むか考えます。夜は全国の女性経営者との懇親会。食事は青森の海の幸・山の幸満載でとても美味しくすぐ満腹になってしまいそれ以上食べられないのが残念でした。
 翌日は今注目の「おからこんにゃく」を開発したベジタリアン料理研究所蒟菜所長の岡田哲子さんの講演、まるで焼くとお肉のような「おからこんにゃく」を世に広めて、菜食で世界を平和にするのが使命と熱く語られました。彼女によれば動物性蛋白質は、体重1kgに対し一日1gの動物性蛋白質を摂取すれば充分、それ以上は身体に害にはなっても益にはならないとの事。完全ベジタリアンといかなくても、とにかく野菜をしっかりたべましょう! 子供たちに食べさせましょう! と強調。子育ても済んだということで食事の内容についてはおざなりになっていた私ですので、改めて野菜主体の食事にしようと決意。
 昼にはすべてのスケジュールが終了し半日観光に出発。時間の関係で奥入瀬渓流はバスの車窓から眺め、十和田湖へ。遊覧船の船上から眺める神秘の湖十和田湖は、およそ四十年前リュックを背負い友人たちと訪れた頃と少しも変わらない紺碧の湖面と緑したたる外輪山で迎えてくれました。
 今回は研修がメインでしたので、せっかくの青森を足早に通り過ぎてしまったのですが、いつかは「苔むす岩を洗い 木もれ日に光る 十変の流れ」と言われる奥入瀬をゆっくり散策し、ついでに八戸で海の幸を満喫し、下北半島や津軽半島にも足を伸ばし、世界自然遺産の白神山地にも行ってみたいものだと思いました。

雑感

身近な野鳥 「魚を捕るミサゴ」 2009年07月

野鳥観察の楽しみ(八十二)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
 新 名 俊 夫
写真はミサゴ(‘09.1.04.東広島市西条町)〔Nikon D300, Nikkor ED,AF-S 600mm,1:4DⅡ,1/160秒,f/6.3,ISO400,トリミング〕

 大沢田池でカワセミの姿を追っていると、上空に下面が白いワシ・タカの仲間が近付いてきた。ミサゴだ。停空飛翔したかと思うと直ぐ、ザブン!と水中にダイビングした。 水面に羽を広げ、顔は水面に浮いている。まるで溺れているようだ。次の瞬間勢いよく羽ばたき、水面より飛び立った。

 足にはしっかりと獲物を掴み、魚ともどもこちらを注目しながら飛び去った(写真)。ミサゴは池、湖、河川、海岸などで主に魚を捕らえて生きている。捕まえた魚は足場のよい杭や、木の枝に止まり、ゆっくりと食べる。

 ミサゴは頭の頂部が平らで白い。眼を通る黒い線(過眼線)は首の後ろへと延びる。金色の目、鍵形に鋭く曲がった嘴は勇猛で堂々としていて、ワシ・タカの仲間の姿にふさわしい。しかし、よくカラスにからかわれたり追っかけられたりしていて、気が優しいのではないかと感じられる。

 ミサゴは一年中見られる鳥で、準絶滅危惧種に指定されているが、この辺りでは最近数が増えている。東広島市でも営巣しているようだし、繁殖期には頻繁に餌を運んでいる姿をよく目撃するようになった。単に餌の魚が増えたと言うだけではなく、何か環境の変化を示しているのかも知れない。

(2009年6月28日記)

野鳥観察の楽しみ

幸運な文明―日本は生き残る 2009年07月

縄文塾塾長 中村 忠之

縄文塾  

竹村公太郎著  PHP研究所  1,575円

 著者は長年旧建設省河川局に勤務、その経験を活かして現在、財団法人リバーフロント整備センター理事長、日本水フォーラム代表理事・事務局長などの要職にあるが、文筆面でも活躍、日本の文明を、河川を中心とした日本の風土や気候から読み解いたユニークな『日本文明の謎を解く(2004)』はベストセラーになった。
 ⇒http://joumon-juku.com/books/2004_7.html
 本著は化石燃料の枯渇や温暖化現象の進行から、今後のキーワードこそ「文明の縮小時代に入った」という視点であり、タイトルのように「日本文明は生き残れる幸運な文明」なのだという。
 もっとも、著者が依拠する「ピークオイル説」のデータは、供給側の陰謀だとする説も多く、賛否両論が複雑に絡み合っているのだが、原油に限らず地球上の資源枯渇化の趨勢を加味すれば、昨今話題を呼んでいる「ロハス=LOHAS=Lifestyles Of Health And Sustainability (健康と持続可能性の(若しくはこれを重視する)ライフスタイル) 」という生き様が妥当であることは言を俟たない。
 では日本のなにが「幸運」なのか。
 まず日本という国土は、温暖化による海面上昇に当たって、70%を占める山地も好都合だし、水飢饉に当たっても、有利なモンスーン地帯に位置している。
 特に日本を救うのが豊富な魚介類だという。考えてみれば、今後の水不足と食糧不足が進行した場合、今まで人類に隷属してきた家畜は、穀物を巡って強力なライバルになるという皮肉な側面を無視するわけにはいかなくなる。
 一方魚介類は、植物プランクトン発生のサポート案とか、深海からの湧昇流を人工的に起こして海底のプランクトンの死骸を利用するなど、適切な対策を講ずれば、エネルギー資源の浪費には繋がらない。
 今の日本の「食糧自給率」だが、まずその基準がカロリーベースだという点もおかしいし、農水省の「国産だけに頼るとイモばかり食べるようになる」という例えも眉唾ものであって、まず魚介類を忘れては困る。なにしろ著者は、今の日本の少子化現象も、縮小時代には「幸運」と捉えている。
 本著では、その他いろんなことを学べるのだが、ここではその内で著者が「様子見作戦」と名付ける、オリジナリティに富んだ国土防衛作戦を三つだけ挙げてみたい。
 まず一つ目、太陽光発電や風車発電はしかも費用対効果が低い上日本の気象に合わないことから、傾斜の多い日本に無数に投げる川を利用して、小型の水車型発電機を設置する案を提示する。
 同発電機を幾つも繋いで使用するというのだが、余剰電力で水素生産することで、無公害エネルギーを獲得できるというものだ。また同案は、似たような発展途上国にも適用できるメリットがある。
 二つ目は、地球上で不足が予測される肥料分は──窒素肥料・カリ肥料と違って──合成出来ないし、有限で枯渇が懸念されている「リン酸」である。実はリン鉱石とは古代のトリの糞化石で、今や世界中のリン鉱山は、掘り尽くして枯渇寸前だという。
 著者が提言するのは、生きたリン鉱石として、渡り鳥の糞を活用すべきだということである。その方法というのが「冬みずたんぼ」という、冬でも田んぼに水を張ったままにしておくことである。
 「冬みずたんぼ」には、カエルからドジョウ、それにいろんな昆虫の幼虫などが棲息するので、渡来した渡り鳥がそこでエサを探すお礼に、生のリン鉱石をお返ししてくれるという寸法である。
 著者によると、浮世絵などから、江戸時代には「冬みずたんぼ」を行なっていたということがわかるというのだ。(近くこのことは別の命題として取上げることにしたい)
 さて最後だが、今までも日本文明の存続を支え、今後も支えていく「日本人のアイデンティ」として、「日本語」の存在を強調している。
 なにしろ北海道から鹿児島まで2000kmという長い国土で、たった一つの言語が通用するということは、他の国々と比較して、奇跡的であり、まさに稀有だといえる。
 詳述は避けるが、こうした唯一の言葉に集約することが可能になったのは、船による交通・交流であり、決め手は江戸時代の「参勤交代」という江戸を中心とした文明交流システムであり、現代にいたってラジオ・テレビの普及であった。
 しかも仮名漢字交じりのハイブリッド日本語は、新文明との出会いに当たって、カタカナ・ローマ字で対応出来るが、本家のチャイナでは、専門部署の設置で、新しい文字の創作に明け暮れているのだという。しかもこの国では、略字体への変換作業まで加わるのだから、その労苦は計り知れない。
 また目からウロコが落ちたのは、地理的実例を挙げて説く、「忠臣蔵の赤穂浪士の討ち入りの成功は、徳川幕府の積極的な援助姿勢であり、こうした犯罪を義挙として喧伝することによって、政権を強固にするための伏線だった」という新説である。
 さすがに長年土地行政に携わってきた、端倪すべからざる生きた目線に感じいった次第である。
 新しい視座確認のためにも、一読をお勧めしたい。

感銘の一冊

渚と街角の神話 2009年07月

福島清 著

  松山市の沖に由利島という無人島があり、そこに電話機のない電話小屋があるという。同じ伊予灘にある二神島の漁業協同組合がひいたものだが、海底ケーブルが不通となって電話機が撤去され、小屋だけが残っているというわけだ。かつて電話機があった頃には、その傍らには常に10円玉が積まれており、利用者の礼状がいくつも貼られていたという。本書に書かれているエピソードの一つだが、私は、無性に由利島へ行きたくなった。それも、現在のではない、電話機のそばに10円玉があった頃の島へ。
 さらに、由利島には桟橋がなく、小舟に乗りかえて、この、砂州のある島へ上陸しなければならないという。そして、浜辺と樹林の境界には、サボテンが数カ所、群生していると書いてある。「明日の予定なんか全部キャンセルにして…♪」、そんな気分。なので、ちょっと由利島散歩に行ってきます。
 というわけにはいかない…。いや、行ってもよいが、そうしたら、このタニシインフォメーション作成の時間が非常に短くなって、自分の首を絞めることになる。しかたないので、本書を再読して島旅への渇望を癒すしかないか。
 福島さんが広島市の画廊で本書の原画展をされたとき、少しお話をした。そして、氏の持っておられた取材のメモ帳を見せていただき、いたく感動したものだ。そうしたら、そのひと月後くらいに、胸騒ぎを覚えるほどに膨らんだ郵便物が私のもとに届いた。例の手帳と、本書のソフトカバー版の本書(市販されている通常版はかたい表紙)。どちらものしがついていた。
 福島さんは、現在、夏に予定されている京都での個展の準備中とのこと。

 (哉)

今月の気になる本

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」ビデオレター 2009年07月

【監督】鎌中ひとみ【出演】グループ現代

 地球温暖化の問題がクローズアップされている。地球が生き延びていくために人類はどのような電力を得てゆけばよいのだろうか。そんな問題に取り組んでいる映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の制作の途中の報告として作成されたビデオ。5月30日、広島市中区のヲルガン座という音楽喫茶で、監督の鎌中ひとみさんと祝島の方々を迎えて上映された。
 原発問題で揺れている山口県上関町の沖に浮かぶ『祝島』が主な舞台。海の美しい、楽園のような島だ。月夜の晩の波打ち際では、蟹が産卵する。みごとな鯛や鮹などに代表される極上の水産資源に恵まれている。しかし、上関町に原子力発電所ができれば、水温が上昇し、魚類への影響はまぬがれないという。もしも原発事故が発生したら島は死の島と化してしまうだろう。
 美しい環境を守るために、島の人たちは途絶えていた伝統行事-管弦祭にも似た海と船と人が主役の祭り-を復活させ、盛り上げていくことを選択する。それが祝島の人たちなりの原発反対運動になるのだと信じて。

 (amo)

キネマ見ましょか

タニシ君が行く! 2009年07月

タニシ君が行く!

社員のひとこと 2009年07月

朝、自転車で通勤すると、軽く汗をかくようになりました。夏が近づいたなと思いました。 (K)

最近漬け物を漬けるのがマイブームです。漬ける時間で試行錯誤しています。 (山本)

空からおたまじゃくしが降ってきたって?北朝鮮からの贈り物? 奇々怪々! (Q)

最近のリフレッシュ方法は、休日車で海沿いまででかけ防波堤に座り、しばらくぼーと海を眺めることです。(^_^) (お)

ジョギング効果?最近、おなか周りがスッキリしてきたような気がする〜 (伸)

今月は感謝の月。膝を痛めたので同僚が送迎をしてくれてます… (モン)

まだ夏じゃないのに、かなりひざしが強いので、水分補給が大切になって来ると思います。 (幸)

江波の写真展、ぜひ見に来て下さい。 (哉)

今年初めてのスイカを食べました。果実のおいしい季節になりました。 (北)

ベルマークの集計を初めてしました。見過ごしている商品が多かった事に驚きました。 (千)

星占いとか性格分析で「あなたは努力家です」とよく書かれるので、それを信じて行動起こします。 (尚)

梅雨はあまり好きじゃないけど、水不足はこまるなぁ。 (朝)

セルライトローラーで内出血&アザだらけです。力み過ぎが原因です (B)

今号から印刷機が変わりました。前号と仕上がりを比べてみると面白いかも。 (高)

とんでもない失敗を又、やらかしました。旅行には最小限必要なものをひとつにまとめて行くことにいたしましょう。ウフフ! (秀)

社員のひとこと

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