今年は正月が過ぎても寒い日が続いている。このような気候に変化のある年は例年とは違った野鳥が観られるものである。 6日夕刻、その期待通り、10数年振りに近くの池でイカルチドリに出合った。その3日前、大沢田池で見つけたトモエガモを探しているときのことである。
訪れた近くの池はすぐ傍の道路を工事中で、池も堤防を修理したばかりで、鬱蒼と茂っていた樹木はすっかり切り払われている。期待は薄いが念のため覗いてみた。予想外にも少数ではあるがカモ達がいた。トモエガモはいなかったが、カモの種類と数の計測に入った。その時、足元の岸辺の泥の上にイカルチドリが3羽いるのを発見した。
イカルチドリはコチドリに良く似ている。顔から頭にかけての模様や、背中の灰褐色、下面が白く、首輪のような黒い斑紋、淡黄色の足などはそっくりである。しかし、イカルチドリの体の方がやや大きく、黒い嘴もやや長い。目の周りのアイリングもやや色が薄く細い。
私はもう永く近くでイカルチドリに会っていなかった。以前はカモの観察時期に、池の岸辺や、中州のような処でよく見かけていたのに、どうした訳か、この10数年間も見かけなかった。ところが、久しぶりに訪れた三永水源地でも1羽であるが会うことが出来た。しかし残念なことに、その後いくら探しても、イカルチドリは姿を見せてくれない。
(2010年1月28日記)