代表取締役 田河内秀子
久しぶりに阿蘇の大自然に会えることを楽しみに、阿蘇・熊本で開催される2日間の経営セミナーに参加した。初日は熊本城そばの市民ホールで、姜 尚中氏の講演を聞いた。テーマは「リーダーは半歩前を歩け!」。
さすが政治学者らしく世界の動きをもとに、日本人は何をすべきなのか等々からめて、なぜリーダーは半歩前を歩かなければいけないか? という事を、カッコ良く、尚且つとても分かりやすく話をされた。
次の分科会は再春館製薬所の見学。広大な敷地に美しい庭、テレマーケティング・研究開発・品質管理・西川社長含めすべての社員1000人がワンフロアで働いている社屋、西川会長率いる手作りの社員食堂、見るものすべて驚きの連続だったが、社員にも、商品にも、自然にも、すべてにベストを追求していくとこういう職場になるのかと納得した。
翌日は阿蘇の草千里で日本発宇宙飛行士の秋山豊寛氏のご講演のはずだったが、おりからの口蹄疫に考慮して1日目と同じ会場で聞くことになった。1988年のTBS宇宙プロジェクトで、秋山氏は43歳で宇宙に行き、53歳で農業を始められたのだが、何故ジャーナリストから農業なのか、ユーモアあふれる話で共感をもって聞かせていただいた。
姜 尚中氏、再春館製薬の西川社長、秋山豊寛氏のお話ととても消化し切れないほどの濃い内容だったが、共通して感じたのは、日本人の中に脈々と息づいている自然と交流する感性を大事に! 命の現場である職場を大切に! そしてこれから世界がどういう方向に行くか先見性を持って! ということだった。阿蘇には行けなかったが、勇壮な熊本城の天守閣に登り、加藤家3代、細川家18代の歴史の重みに触れ、過去と未来の丁度真ん中に自分が居ると認識した2日間だった。