野鳥観察の楽しみ(九十三)
東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
▲写真はメダイチドリ夏羽(‘10.4.29.愛媛県松山市)〔Nikon D300, Nikkor ED,AF-S 600mm,1:4DⅡ, 1/1000秒,f/6.3, ISO400,トリミング〕
「大型連休の頭は大潮で鳥観には良いのだが、」と誘いがあり、早速4月29日の朝には出発、昼前に愛媛県松山市に着いた。昼食もそこそこに重信川河口に行った。河口は既に綺麗に潮が引き、中州にまで大勢の貝堀の客が詰め掛けていた。
これでは鳥は恐れて飛び去り、いないだろうと思ったが、水の流れている浅瀬に、大型のシギであるダイシャクシギやチュウシャクシギが数羽いた。近づいて見ると、中州にはメダイチドリやシロチドリが人のいない所を走り回っていた。
メダイチドリは夏羽で頭から胸にかけてレンガ色になっているのを3羽見かけたが、冬羽のままや幼鳥の方が多かった。夏羽に狙いを付けカメラで姿を追うが、立ち止まっては走り、立ち止まっては走りを繰り返すので、なかなかうまく捉える事が出来ない。せっかく捉えたと思っても、真っ黒な過眼線が太過ぎ、黒い眼がはっきり見えない。それに走り出すとかなり長い距離を素早く走る。
メダイチドリは小型のチドリで、大きさはシロチドリかそれよりやや大きく見える。走り着くと、地面の穴に先の尖った嘴を突き刺し、中からゴカイのような虫を引っ張り出して食べている。あちこちに走り出して、散らばっていたのに、何かに驚いて辺りのチドリ類が一斉に飛び立った。メダイチドリはメダイチドリだけが集まり飛んで行った。
(2010年5月30日記)