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身近な野鳥 「貝を食べるオバシギ」

野鳥観察の楽しみ(百九)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
  1110obashigi2.jpg   
写真はオバシギ、(‘11.09.12.東広島市安芸津町)〔Nikon D300, Nikkor ED,AF-S 600mm, 1:4 DⅡ,1/2500秒,f/6.3, ISO800,トリミング〕

 

秋はシギ・チドリの仲間が渡る季節、連日海岸に来ている。今日は早めに来て潮の引き始めから観察しようと意気込んだ。擁護壁からそっと足元の干潟を覗きこんでいるその時、1羽のシギが訪れた。それが何んとオバシギだった。続いてイソシギ1羽、ソリハシシギ2羽がやって来た。

オバシギはイソシギよりかなり大きく感じられ、背中が茶褐色、羽の縁(羽縁)が一枚一枚白く縁取られているのは第一回冬羽を示し、胸の黒褐色斑が密なのは幼羽が残っているのかもしれない。腰は白い。地面の穴にやや長い嘴(頭の長さと比較して)を突っ込み、アサリを銜(くわ)えて取りだし、海水で表面の砂を落としてから丸のみした。

一方、ソリハシシギは素早く走り、蟹を捕まえては海水で洗いながら食べている。オバシギとソリハシシギはお互いに水際に沿って移動している。そのうち左右からそれぞれ一羽ずつ近づいてきた。ご対面にはどのような事が起こるか固唾をのんで見守っていた。

ところが、お互いの距離10cmもないところをすれ違ったが、何事も起こらず、相手には何の関心も示さなかった。餌の種類がお互いに違うので、近くにいても争いは起こらず仲良く暮らしている。同じ環境をお互いに上手く棲み分け(食い分け)している姿を目の当たりにして、自然界の摂理に改めて感心した。

(2011年9月30日記)

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2011年10月03日 10:45に投稿されたエントリーのページです。

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