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身近な野鳥 「なかなか会えないゴイサギ」

野鳥観察の楽しみ(百二十六)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
  1309goisagi.jpg   
写真はゴイサギ成鳥(‘12.5. 13.山口県岩国市〔Nikon D4, Nikkor ED,AF-S 600mm, 1:4 DⅡ, f/6.3, 1/2000秒, ISO800,トリミング〕

 

 最近、身近ではなかなか会えなくなった野鳥の一つにゴイサギがいる。もともとゴイサギは夜行性なので昼間見ることの少ない鳥だが、繁殖期には雛に餌をやるため、昼間も活動するものもいるので時々見かける野鳥であった。家の傍の黒瀬川の堰の下でじっと餌の来るのを待っている姿が強く印象的に残っている。

 ここのところゴイサギに出会う機会が少なくなったが、昨年、久し振りに南岩国でじっくり写真に撮れた。この時は、田んぼの畦にいていつもと変わらず不動の姿勢であった。それよりも前に会って印象に残っているのは、ホシゴイと言って全身茶褐色で羽には白い斑点がある幼鳥だったので、ゴイサギとは別の種ではないかと思われる姿であった。

 しかし、成鳥は頭から背中にかけて紺色がかった艶のある黒色をしていて、羽は濃い灰色。下面は真っ白。目は赤く、後頭部から2、3本の白い紐のような冠羽が垂れ下がっている。この時は草に隠れて見えなかったが、足は黄色がかった橙色をしている。

 この地に引越しして来たばかりの頃、辺りは田んぼが広がり、夜になると街灯も少なく真っ暗になった。そのような中、上空から突然「グワッ!」と一声大きな声が聞こえ、驚いたことが懐かしい。今はサギ達がめっきり減ってしまってさびしい。昔、サギ達がコロニーを形成し、集団で巣を掛けていた里山がなくなってしまったことを改めて認識させられている。

(2013年9月2日記)

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2013年09月03日 17:00に投稿されたエントリーのページです。

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