[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―31 夏パスタ 2010年07月

近所にあっても気づかない、行ったことない店って結構ある。

歩いて5分弱の場所なのに10年近く食べずにいました。

五日市のコイン通りの西側に平行に伸びる道、途中には焼肉と中華で有名な光来なんかもある通りにその店はあります。

実はこの2、3ヶ月で4回来店、今日で5回目です。

先月の6月で10周年を迎えられたのに今まで行かなかったのが不思議に思えるくらい通ってます。

五日市中央の民家が立ち並ぶ中、その小さなイタリアンレストランに11時30分開店とともに店内に入りました。

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こぢんまりした店内の窓際のテーブルに雑誌を片手にいつものように座ります。

ボードにはいつものように4種類のパスタランチと魚と肉のランチがそれぞれ書かれています。

パスタは基本的にはガーリック、トマトソース、クリームソース、ボローニャ風ミートソースの4種類でボローニャ風以外は具材が日によって変わります。

これにパン、サラダ、ドリンクが付いてきます。

肉と魚も日替わり一種類づつで、ピザやリゾットのランチもあります。

ちなみに4回来店して全てパスタランチを食べました。

現在までは大好きなトマト2勝、(ゴボウとベーコンのピリ辛)

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(ナスとベーコン)

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ガーリック1勝(ソーセージとコンビーフ)

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そしてボローニャ風ミートソースが1勝です。

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残念ながらクリームソースはどこかのチームの投手のように1勝もできてません。

それにしても短期間で、こんなに来たのはこの店のパスタは美味い。

しかもボリュームもあり、でもどこか優しい味わいなんです。

さらに具やソースが余るくらいにタップリで、めちゃくちゃ好みなんです。

家でも自分がパスタを茹でる時は市販のソースに挽き肉やベーコン、野菜やチーズなどを足します。

しかしこの店はそれを上回るくらいタップリと、気持ちがいいくらいにドッサリと、驚くほど気前よく具だくさんです。

ボローニャ風ミートソースなら大きめのハンバーグが作れるくらい挽き肉が沢山入ってますし、トマトやガーリックのパスタも必ず具が残るくらいタップリと入ってます。

他店より明らかに量が多いフェットチーネぽい、もちっとした平麺のスパゲッティにたっぷりのソースと具を絡めて一気に食べる。

まさに男がガッツリ食べて腹一杯になる、そんな幸せなパスタなんです。(女性客ばかりでガッツリ食べとる)

読み慣れた人にはお約束ですが、ここまでが前フリです。

こんなにパスタ大好きと言いながら本日は食べてません。

席に着くとビールを注文。

本来イタリアンのランチなら軽くグラスワインといきたいが今日は特別。

今日の日替わりピザ、「トマトとベーコンのピザランチ」を注文

ビールは瓶しかないんで想い出のハイネケンにしました。

先ずはドレッシングが効いたサラダ、緑の瓶が懐かしいハイネケンがきたのでグラスに注ぎます。

こんもりと泡が入道雲のように立ちのぼるように気取って3度注ぎ。

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普段なら瓶ごとラッパで飲むんですが日曜日の早い時間でお店はまだ、貸し切り状態。

ゆったりと贅沢に時間を過ごすんです。

酸味のほど好いサラダを肴に昼前から飲むビールは最高。

自然と笑顔がこぼれます。

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何てったってビールは泡が小気味よく弾け「スマイル」してるお酒。

飲んでるだけでハッピーになれるんです。

できればゆっくり焼いてくれた方がたくさんビールが楽しめるのに~、なんて不埒な事を考えながらノンビリとビールを味わいます。

ビールが残り少なくなって、香ばしくも美味しそうな匂いの気配がします。

店主さん直々に熱々のピザを運んでくれます。

「遅くなってすみません」と言われましたが、もっとゆっくりでもいいくらい。

もちろんビールはお代わりしました。

トマトもベーコンも大好きなんで見た瞬間から顔が綻び、口元には涎。  

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焼けどしそうなくらい熱々を手づかみで口にほうばるとサクッとしたクリスピーな食感とチーズと具材のフレッシュなおいしさが口いっぱいに拡がります。

思わず一口で飲み込み幸せ。

すかさず軽く焼けどした口内にお代わりして、冷えたビールをジュワっと注ぎ込むと、それは快感としか言えないくらいに気持ちいい~。

痺れます、これまた幸せ。

グラスを置くのももどかしく、左手は熱いピザを掴み今度は鼻から大きく息を吸い込みユックリと味わいます。

トマト、ベーコン、チーズってなんでこんなに合うんだろう?

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そしてなんてビールに合うんだろうか。

まあワインにも日本酒にも合いますが、今はハイネケンに酔ってます。

かなりボリュームがある一枚を冷める間もなく、凶暴な胃袋に押し込み。

ほろ酔い加減で幸せなランチタイムにまどろんでしまいました。

ちなみにセットにはソフトドリンクがついてるんで、アルコールの匂いを少しでも消すために烏龍茶にしました(笑)

そしてお客さんも増えはじめたのでいつも通り、ふらっと帰りました。

あ、ちなみにパスタランチは日替わりサービスが用意されています。

 

日替わりサービス一覧(ランチのみ)

火曜日:ジェラートサービス

水曜日:パスタ大盛りサービス

木曜日:デザートサービス

金曜日:パスタ大盛りサービス

土曜日:パンお代わりサービス

日曜日:パンお代わりサービス


次回はそろそろクリームソースに挑戦しないとね。

 

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―30 レバ刺し 2009年06月

美味い内臓肉と焼肉が喰いたい。

そんな熱い三人の男が皐月晴れの黄金週間に集まった。

みんなガッツリと生ビールが飲みたいので、車は使わず広電に乗って向かいました。
バカ話しながらノンビリ向かうのもまた楽し。

まだフラワーフェスティバルの賑わい冷めきらぬ市内に到着。
平和大通り沿いの観音町にあるその店に到着。
予約は6時にとっていましたが、まだ5時ちょっと過ぎ、構わず入店。

時間よりかなり早いが、愛想の良い、面倒見のよいおばちゃんに案内される。

三人揃って生ビールを注文。
何を頼むか、悪ガキ達のように作戦会議。
歳をくったので昔みたいに適当に沢山頼むのが無理なんで食べたい順に慎重に選ぶ。
みんな同級生だがジジイになったよね~。

東観音町の『せっちゃん』と評価を二分するレバ刺しとタン好きが集まったためににタン刺しを頼む。

焼肉はもちろんタン、牛バラ、そしてホルモン。
ホルモンは上中下と3種類あるが、熱烈なホルモン愛好家の友人の意見を取り入れて1番脂の乗った「下」にあたる普通のホルモンを頼んだ。

それと定番のキムチで本日はスタート。

まだ5時半にもならないのに生ビールで乾杯。

まさに休日最高、至福の時間。

三人とも普段は働いてる時間なんで、ささいな事で感激して自然と笑みがこぼれる。
ビールも別名に笑ってる酒と言われるから重ねて嬉しい。
冷えた炭酸が笑いながら喉を心地良く潤す。
暑い一日だったがこの生ビールで一発でなんだか解消してしまう、素敵な時間。
タン刺しとキムチがくる

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すかさずタン刺しに三人の箸が伸びる。
細かく切られたタン刺しを塩にチョンと付け、口にほうばるとうま味と独特の歯触りが美味い。
ちょっと予想外の味だが個人的にはとろける感じが好き。
ビールも進み、お代わりを頼んだ。
肉が皿に盛られてくる。

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牛バラとタン、ホルモンが来て丁寧におばちゃんが焼きかた、焼く向きなど丁寧に教えてくれる。
基本は片面をしっかり焼き固め、無駄な肉汁を落とさない、逃がさない。

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基本の味は素材がいいので、塩で喰う。
確かに理には適っているし、言われた通りにすると美味いよね~。
牛バラ肉もタレに漬けこまない、肉の味で勝負する自慢なんだとおばちゃんに教えてもらった。
酔っ払って聞いていたが多分、間違いない。

お待ちかねのレバ刺しがくる。

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先ずはタレに付けないでそのまま食べる。
う、やっぱり美味い。
ていうか蕩ける。
で、なんでこんなに甘いの?
ていうか臭みがないから甘く感じるのか? レバーだから甘いのか?
あまりの旨さに三人の称賛が熱く熱く集まる。

『せっちゃん』のレバ刺し以来の興奮と感動。

箸が止まらない、ビールが止まらずお代わりを頼む。

タレは胡麻油に塩というよくあるスタイルではなく、胡麻油に醤油タレぽいタレだがこれまた美味く、レバ刺しに合う、ビールにももちろん合う。

歳だジジイだと言う割には三人共に肉をたくさん喰い、しこたまビールが進む。
だからビールお代わり、肉も追加。
ホルモン愛好家の友人は文句言いつつホルモン。
いつもの相方はミノ、白肉を。
自分はヤサキと牛肉刺し。

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で三人共通の意見でレバ刺しをお代わりしました。
やっぱ外せんでしょう。
ホルモン愛好家によればレバーは生が1番レバー嫌いに向いた食べ方で、臭みやパサパサ感、苦手な食感を感じさせない食べ方だとのたまう。
確かにこの蕩ける甘さや旨さは、ジャンルは違うが皮剥ぎの生肝の如く舌の上で拡がり蕩けて、深く心に染み渡る。
野性の肉食動物のライオン等もも新鮮な内臓しか喰わないというが内臓てやっぱり美味いよね。

あとコウネを注文、コウネって広島以外ではあまり見ないって本当なのだろうか?

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おばちゃんがコウネも焼きかたを教えてくれる。
コウネは片面焼いて、キャベツに乗せてキムチをコウネで包むのがこの店流。
おばちゃんが見本で焼いて包んでくれて、代表して自分がいただく。

キャベツの歯ごたえと甘味、とコウネの脂、キムチのバランスが良くうまい。
ビールに合う。
味わっているとご丁寧に三人に見本を作ってくれる。
普段はコウネはレモンと塩だがこれはこれで美味い。
白肉も、もちろん美味いがヤサキが美味い。
心臓独特の味わいだが新鮮なのか臭みがなくフレッシュと言いたくなるようなキレのあるうま味、歯ごたえの良さに、思わず野獣のような微笑みを浮かべる。

だが友人二人は肉とビールに夢中で気付いていない。

焼肉は男達を時に野獣に、時に無邪気な悪ガキにかえる。
仲間に負けずにビールをぐいぐいと煽る。
喉にこんなに快感を感じるなんて

ギンギンに冷えた生ビールにしできない至福の瞬間なのだ。

お代わりのレバ刺しにまた溺れ、堪能して熱く語り合いながら呑んでるうちに3時間以上たっているがまだ9時前。
やっぱり早い時間から呑み始めると長くゆっくり楽しめますよね。
こんな時間の使い方も贅沢なんかも。

散々、焼き肉とビールに満足したにも係わらず、メタボ検診手前の三人組は懲りずに締めのラーメンを求めて店を出た。

また近いうちにレバ刺しを食べると固く誓いながら。

締めのラーメンを求めて三人の中年は観音の町並みを歩いて南下。
一心亭、すずめ、つばめという東観音町トリオに向かうが
ゴールデンウイークのために全滅。
河添いを文句言いながら、舟入本町まで歩いていきました。

疲れたね。 歳だよね。 運動不足だよね。
太りすぎだよね~。

無事、店は開いていたので入店。
三人揃って、ツケメンを注文。

 

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僕は海老塩ツケメンにしました。
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酔った後のラーメンは美味いけどツケメンもあうよね~。

特にこの店のツケメンは味が濃いし、ビシッとうま味が効いてるから締めには最高だね。

 

絶対、太るね。

 

 

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―29 2009年05月

 16年ぶりに復活したユニコーン。

ツーデーズの二日目、グリーンアリーナへ見に行きました。

3時間弱のライブに痺れまくり、高揚感余韻に充ち溢れてるんですが
友達も自分もリアルにオッサンマーチ、疲労困憊、疲れてます。

地元でのんびり酒でも引っ掛けて、ライブ話をしようと五日市へ帰ります。
せっかくなんで、以前から目をつけてた店に向かいます。
五日市の北口からまっすぐ歩いて10分弱、洋菓子屋とガソスタが左手に見えたら反対の右手の住宅街へ進む。
若干、南東へと道が斜めってるのでメインの道からはよくわからない。
まさに穴場、地元に住んでいてもわかりにくいかも?
そのうち見えてきた、店の明かりに引き込まれるように入る。

看板には串焼きと魚料理の店。串焼きに今はまっているし、穴子が旨いと聞いていたので前から狙っていたのだ。
店内は連休前の祝日なので貸し切り状態、落ち着いて話しながら呑みたかったので店の人には悪いがラッキー。
雰囲気は落ち着いた感じで小綺麗、カウンターにネタボックスがあるので寿司屋さんのよう。
後で店主さんの話では二ヶ月に一度、本当に鮨を握るそうだ。

ライブでめちゃめちゃに汗をかいたので問答無用で二人とも生を頼む。

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キンキンに冷えた生ビール、ジョッキを掴むとうっすら凍った感触がほてった身体を癒してくれる。
渇ききった喉に生を注ぎ込むと乾いた砂漠のように一気に吸い込んでいく。

旨い、間違いない。

ライブ中に奥田民生がビールを飲んでるのを見てから二人の頭はビールでいっぱいだった。
一つだけ残念なのは民生が呑んだのはキリン、今日の店はアサヒ。
まあ冷えた生ビールが呑めるだけハッピー。
生ビールは最高。

一息ついたタイミングでカツオのたたきが登場。

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なんだかカツオのたたきって好きなんよね~と呟くと友人もビールに合うし、俺も好きなんよね~とビールと箸が進む。
気付けばカツオのお陰でジョッキが空に、勢いお代わりする。

店主、お勧めの春巻参上。
珍しい魚を使った春巻はタチウオと梅肉が入ってる。
タチウオは白身だが脂の旨い魚だから春巻にしても旨いんだとビックリ。
サクッとした食感とタチウオのうま味にビールもさらに進む。  

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続いていい感じのタイミングで串焼きがくる。
ツクネとネギマだがどちらも大きく、ボリュームがある。
最近では1番、大きいサイズかも?
やはりある程度は塊が大きくないと肉はジューシーさがでないよね~。
この店は串の種類自体はたいして多くはないけど暖かさや安心感ある味なんだよね~。
続いて変わり串で揚げ納豆串。

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焼いた油揚げに納豆が入ってるのだ。納豆って時々無性に食べたくなるよね
そしてお待ちかねの穴子が来て、気分はMAX、今日のライブの盛り上がりで言えば大迷惑か人生は上々だって感じ。

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柔らかい穴子は口の中でふんわり溶けて、美味さがじんわり広がる。
何度もいうが穴子好きなんでたまりません。
添えてあるモロキュウがまたナイスな感じ。
穴子とキュウリは相性いいし、モロキュウならなおいっそうビールが進みます。
昼には穴子丼もあるみたいだから昼ご飯食いにこようと誓う。

楽しかったライブの余韻に浸りながら友人と美味いビールと酒の肴をつまむ。
こんなラッキーでハッピーな事はない、まさにこの世はオッサンマーチ。

店主も感じの良い方で気さくな接客でほっとします。
いただいた、大根のきんぴらの優しい味がこの店と店主の人柄を現してるみたい。

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明日も仕事なのにジョッキはあっという間に空になり、とめどなく、流れる河のようにお代わりしてしまう。
ユニコーンのライブも最高だし、いい店でのんびりと酒を飲めたし、今日はいい一日だった。

もうすぐ連休だが、いい呑みスタートになった。

 

おまけ

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ライブの翌日です。
新球場です。

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 フィラデルフィアチーズステーキとチーズタコス。
今日は看板でユニコーン。
カープが巨人に負けたので苦いビールになりました。   

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広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―28 焼鳥は 2009年04月

焼鳥って時々、むしょうに食べたくない?

大学時代は福岡だからなのか、大学や家の周りに学生相手のめちゃめちゃ驚くほど安い焼鳥屋や居酒屋がいくらでもあり、呑む為に授業をサボって日雇いバイトをしては夜になると呑んでいた。

それは中年になっても変わらない習慣。

だから今朝も、突然に焼鳥気分になり学生時代からの飲み友達にメールしました。

会社も早々に引き上げ、友人と合流し、飲みに出かける。
久しぶりに広電に乗り、店に着く前から二人共テンションが上がりまくる。
己斐で降り、しばらく西へぐだ撒きながら歩くと「己斐ショッピングセンター」へ着く。

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ショッピングセンターとは名ばかりで場末の怪しさ満点。
ガード下とか駅裏の飲み屋街の雰囲気がある。

初めてくるのだが嬉しくなってけらけら笑いながら奥へ進むと看板があった。

土曜で人気店なんで、もちろん会社から電話で予約済み。

店に入るとカウンター席が空いている。
コンクリートの壁を隠す為に籐を上手に使い中々雰囲気のある店で期待度も上がる。

とりあえず二人揃って生ビールを頼む、これ基本。  

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手元にあるメニューは基本的に飲み物だけで壁に食べ物メニューが貼ってある。
鷄と豚のメニューが分かれて貼ってあり、豚にお勧めが多いみたい。

まあ豚串が美味いと聞いて来たんだけど予想以上にいい感じ。

やばい、飲み過ぎるかも?

学生時代みたいに馬鹿騒ぎしていると生と先付けがくる。 

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え、やばい。
…、暗過ぎて画像が粗い。
まあ携帯の写メだし、おまけみたいなもんだから諦める。

気を取り直して、あっさり乾杯。
冷えたビールが痺れる程に美味い、身体に染み渡る。
美味い。

ネギに埋もれた先付けをつつく、どうやら肝の煮込みみたい。
横から友人が『美味いわ~』と渋く呟く。
うん、確かに美味い。
ていうかこの煮込みの味、
『今は関東に住んでるアイツに食わしたいね』
と言うと笑いながら相槌を返し、ビール呑んじゃあ、また喰らっている。
これはお互い飲み過ぎる予感。

しばらくして、お待ちかねの串がくる。  

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先ずは砂ずり、意外と一串がボリュームある。
カリッと焼かれた砂ずりは歯ごたえと香ばしい薫りが口に広がる。

一切れが大きいのでカリッと焼いても
中はほど好くジューシーで美味い。

続いて、せせりとモツ煮込みがくる。  

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鶏の串の中でセセリが1番好きなので、嬉しくなって思わずビールをお代わり。

セセリの抜群の食感を味わい、すかさずビールを喉に注ぎ込む。

恐らく今年1番の会心の笑顔になったに違いない。

モツ煮込みもいろんな部位が入っていて複数の味や食感が楽しめて、満足。
肝の煮込みより味が濃厚で甘辛く、友人が『ご飯にぶっかけて食べたい』とほざいたがまだ序盤戦、ここはビールでしょう。

定番のキャベツでサッパリしたら、また串を喰らい、ビールを煽る。

すると待望の豚タンと豚味噌が登場。  

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タンは肉厚で柔らかい、隣で友人が満足そうに頷き、またビールを煽っている。

豚味噌は予想通りの上手さ、キャベツが進み、ビールも進む。

ビールが進み過ぎて空いてしまったので、この店お勧めのハイボールを注文。

元祖とトロトロの2種類あったが先ずは元祖からチャレンジ。

ところがジョッキに入ったハイボールをテンション上がりまくった僕がこぼしてしまう痛恨のミス。

こぼれず残ったハイボールを飲むが、ガーンと呑みたい二人はそうそうに生ビールにチェンジ。

続いて豚バラとツクネが参上。 

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豚バラはよくある薄い短冊みたいなんじゃなくて、ブロックのような角切り。

厚みのある肉を噛み締めると香ばしくて旨そうな薫りが鼻孔から脳みそを突き抜け、続いて咥内を肉汁と脂の旨味が口いっぱいに拡がる。

間違いなく、美味い。

友人評価では今日1番僕もこれと同じレベルの店はパッと出てこない。

試しに豚味噌を塗って食べたがやはり美味く、ビールがやばいくらいに入ってしまう。

ツクネはこんがりフンワリしてタレの焼けた香りと合わさって喰らう前からヨダレタラタラ。

叩いた軟骨とツクネの美味さでお口の中は、幸せな一時。

ビールが空いたので友人は冷酒、僕はトロトロのハイボールを注文した。

ついでに店の方にお勧めの串を聞いていくつか頼む。

 トロトロハイボールはまさにトロトロ

ステンレスのコップに氷の無いハイボールがなみなみと注がれている。

キーンと冷えて、涼しげで元祖よりこちらが好み。

友人には旭鳳の純米大きな湯飲みのような器から溢れるくらいにじゃぶじゃぶ注いであり、こちらも良さそう。

お勧めの豚のカシラがくる。

一見、ハラミやサガリみたいに見えるがもっと癖がないけど柔らかく味が染みでる感じが美味い。

僕的には今日の1番はカシラに決定。

さらに最もお勧めと言われた豚のアブラ。

タレでこんがり焼かれた脂は噛み締めると口の中で旨さが爆発する。

豚バラより上品なくせに蕩けるような旨味のアブラはどことなく官能的でエッチな感じ。

トロトロハイボールともよく合う。

そして親鳥がきた。

友達の日本酒が羨ましく、僕も注文。

ここは日本酒は店の大将のお勧めで銘柄が選べない。

だから来てみないとわからないのだ。

歯ごたえのある親鳥は噛む度にうま味がじわじわ溢れる。

で日本酒を啜る。

やはり焼鳥はこのスタイルが最高なんかも。

隣の酔っ払いグループの歌を聞きながら啜る日本酒はそれだけで日本は平和で、日本人でよかったと思う。

他のテーブルに運ばれるタン刺しを横目で眺めるが、残念ながら満腹でもう食べれそうにない。

横に座ったお兄ちゃんが食べてたココロノコリという串も気になるし、また出直すとしよう。

二人、帰りの電車で4月に帰ってくると噂の関東の友人が戻ってきたら、必ず引きずっても来ようと固く誓った。

まあ、帰ってこんでもまた二人で行くんじゃろう。

多分。

 

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―27 たまには家呑み 2009年03月

昔からませたガキだった。
小学生になる前から魚と言えば刺身や握り寿司が好きなガキだった。
日本酒を呑むようになり、さらに加速。
スーパー行くよりは魚屋に行くのが好きになっていた。
友達にも恵まれ、同級生が市場にいるのでいい魚を手に入れる事ができるようになった。
その魚のプロの同級生が教えてくれた魚屋にこの何年かはまっている。

江波のおさん通りさらに南へ進み、交差点をセブンイレブン側へ右折してすぐにその店はある。
お寿司屋さんの隣りにあるその魚屋さんはいつもお客さんでいっぱいだ。
 
それもそのはず、安い。
めちゃめちゃ安いのだ。
養殖なども混ざっているが鯛(タイ)やハマチ、かんぱちなどが二人前入って280円から並ぶ。
驚きは盛り合わせ、4種類の魚貝が4切れずつ入って380円の激安価格、ありえない安さなのだ。
下手なスーパーの特売より安いじゃないですか。
じゃあ、味や鮮度はどうなん?と思いましたが新鮮で美味い。
なぜ?って聞きたくなる。
店の大将や同級生に聞かれたら欲張らず、毎日お客さんに魚を食べてもらえば魚屋として食っていけるんだそうだ。
確かに江波だから家賃とかは安いかも知れない、でも差し引いても安い。
市場の友達が保証するくらいだから魚も値段の割りには上質でうまい。

実際に家族やうちの会社の連中もお気に入りで、よく買い出し部隊に出されるのだ。
紹介してリピートする人も多いので自分の事のように嬉しくなる。

特に厚みのある短冊状態の盛り合わせは人気で魚の種類を変えて2パックも買えば宴会のリッチな肴に、または豪華な手巻きパーティーが急な時にも開けるのだ。
もちろん鮮魚も安い、定番の魚や季節の魚。
種類は小さな店なんで確かにスーパーに比べたらほんのすこし少ないかも?
でも選んで仕入れてるのか安くて、鮮度はいい。
秋なんて脂ノリノリ、刺身にできる生サンマを50円で何本買ったことだろう。
この冬はあんこう鍋を何度食べただろう。
ちょっとしつこい宣伝マンになってしまったが安いんだからしかたない。

 
でも不景気な時代で毎日、魚食えるのは本当に嬉しいんだよね~。
弁当のおかずから、晩飯、酒の肴まで本当に助かってます。
だから今晩は日本酒で呑んじゃいます。
酒は広島の地酒、純米酒を冷や酒で。
肴は安めに抑えて特売のウニ一皿、おまけ的なサービス品の刺身の各種切り落とし。
しみじみと冬の夜を過ごすのに、こんなハッピーな事はない。

 
復活したユニコーンのNewアルバムを聴きながら、呑んじゃいますね。

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―26 天 2009年02月

横川方面で仕事があり、意外と長い昼休みができた。
気付けばハンドルを大芝方面へ切り返す。

頭の中は天麩羅

だって冬の天ぷらって、旨いんだよな~。
パーキングに車を入れ、大芝公園に向けて走る。
11時47分、昼前に入れたと油断して暖簾をくぐると一面の客
小さな店とはいえ、ぎゅう詰めの満席状態にため息がでる、入るのがまだ遅かったみたいだ。
諦めてレジ横の待ち椅子に腰をかけると女性の店員に呼ばれる。
じっくり見ると人の林に隠れてカウンターに一席空いていた。

ちょうど30センチの定規が入りそうなスペースにおじちゃんとおばちゃんをかきわけ座り、一息ついた。
緊張感がある清潔な店で店員さんの対応も感じがいいので意外と落ち着く。

カウンター越しに覗くとネタの山とまな板の前、左斜め前には店主、さらに横は天ぷら鍋。
ベストポジションで思わず笑みの形に口が曲がる。
しかし瞬きする間もなく、次々客が並んで行くので焦り気味で注文する。
昼定食900円、以前より百円値上がりしてるがお得さは変わらず、この客入りの良さが物語っている。
頼むとすぐにサラダや漬け物、大根おろしツユ、レモンと漬け皿が小綺麗に盆に乗って目の前に現れる。

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サラダを突きながら、しばし目の前で繰り広げられる職人芸に酔う。

山盛りのネタと大鍋を一人で華麗に、大量の天ぷらという作品に造り揚げる。
この店の天ぷらはさっぱりして上品な感じで、鍋の中を横目に覗くと、

衣や天カスが白い花のように綺麗に咲き誇っている。

きびきびとした緊張感のある止まらないその動きを見てるだけで期待に胸は高鳴り、ヨダレはだらし無く垂れる。
カウンターの一段上がったところの受け皿にお待ちかねの最初の一品が乗る。

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正確には海老が二匹、皿の上の白い紙に横たわるその姿は妙にセクシィ。
熱々で喰いたいので左手携帯、右手箸で適当に撮影、約2秒。
めんどくさいから写メは次から無くすか?
揚げたての海老を軽く塩につけ、噛りつく。
熱々というか熱い、これぞカウンターの醍醐味、揚げたてのうまさ。

テーブルに籠で来るのも熱々だが、カウンターで一品づつ揚げたて食べるのって贅沢じゃない。
素材の旨味を熱で活性かさせ、表面を熱で固め味を閉じ込め、不用な水分を逃がす事で味の濃縮を高めた天ぷらならではの至高の技術。
なんて本当はよくわからないが、口の中の海老が美味いから本当なのだろう。
実際に素材か腕かわからんが味が濃い、旨い、熱い、美味い。

海老天、最高。

尻尾をガリガリ噛み、飲み込むと我慢できずに店員さんに牡蠣の天ぷらを追加する。

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振り返ればカボチャの天ぷら、カボチャだ。
カボチャの天ぷらなんて家で適当に揚げても旨いけどこうして落ち着いて食べると格別だね。
片目でえのきと牡蠣の天ぷらを確認。
すかさず牡蠣を選ぶ、まずは塩。
今までは牡蠣の料理は殻付きが最高と思っていたがここ何年かは職人さんが揚げる天ぷらが1番。
牡蠣フライより薄くて繊細な衣を絶妙な火加減で昇華させる。
こんな素晴らしいものはない。

ハマってから冬の牡蠣の天ぷらは外せない。

そして今年初、濃厚でジューシーな熱々の牡蠣に打ちのめされる。
お世辞抜き、マジで美味い。

二個目の牡蠣はレモンを絞り食べる。
牡蠣のあまりの旨さに口福で震え、鮨詰め状態の為におじちゃんの肩を二、三回小突く、軽く、無意識に、ごめんなさい。
冬の牡蠣天ぷらでテンションはMAX。
増え続ける待ちのお客さんのオーラさえ感じなければもう三人前は追加したのに…、残念。
主婦軍団に続き、サラリーマンがさらに加わる。
牡蠣の余韻消えぬまま、えのきに箸を伸ばす。
冷めたら悲しいものね。
扇のように広がったえのきはサクサクして予想外のおいしさ。
えのきや茸好きなんで、ご機嫌。
続けてシシャモもほくほくしながらくわえる。

我慢してるけどビールか日本酒欲しいね~、呑みたい。

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二つ隣の主婦ぽい女性グループはは旨そうにビールを飲み干し、穴子と一緒にお代わりしてる。
穴子好きとしては、もう爆発しそうなくらい羨ましい。
よく見ると昼なのに呑んでる人が多いわ~。
でも、次回の我慢。
…、で、できるかな?
ふいに声をかけられ、軽く驚くと目の前に店主さん。
ご飯のお代わりを聞かれる。
天ぷらを一人揚げる忙しさの中でも、お客さんに細やかな気配りや店員への指示。
これだけでも二割程、飯がうまく感じる。
因みにお代わり自由なんでもちろんいただく。

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お代わりを受け取り、振り返れば鶏の天ぷら。  

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もちろん、まずい訳ないです。
レモンを搾り、噛み締めれば火傷しそうな溢れる肉汁。
ご飯が進むじゃないですか。
しかし名残り惜しいが玉ねぎ、ブロッコリー、ニンニクのベーコン巻きと並ぶ、ま、まさか。
これで終わりですの店主さんの声に思わず、穴子を追加と言いたくなるが我慢。
我慢できたよ、今日は。

終わりゆく現実を一つ一つ噛み締め、味わいながらご飯を食べる。
熱々だった赤だしも、今はシジミの殻を寂しく覗かせている。
大根おろしと気付けばお代わりの熱いお茶で口をさっぱりさせて店を出ていた。
驚く事に牡蠣を一人前追加させて1200円、あまりにも安い。

やはり穴子も食べるべきだった。
2月も駆け足で過ぎ、今年の冬は短く終わりそうだ。
雨の中、運転しながら早い再訪を堅く誓った。

 

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―25 蕎麦 2009年01月

名誉は挽回しなければならない、
汚名は返上しなければならない。
だから食べ損なった蕎麦は食べなければならない。

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それがこの狂った世の中でサラリーマンという弱者が生き延びる為の数少ないルールの一つだ。
だから前回の屈辱をはらす為に都合よく組まれた己斐での現場を苦戦しながらも終わらせ、再び広電西広島・己斐駅前を目指す。

開店時間には間に合わないが12時前には店に入れそうだ。
小走りで信号を渡り、店の方へ視線を向けると僅かだが行列が見える
嫌な予感を振り払うように足を早める。
近づいて見ると、前回食べたいか焼きの店の前に人の列が出来ていた。
そういうば朝の情報番組で取り上げられてたのを思い出す。
メディアの力は偉大であり、恐ろしい。

軽く安堵しながら店内に入り、鴨南蛮を頼む。
冬と言えば鴨南蛮なのだが実は鴨自体は美味いと思うが冬の味覚で言えば牡蠣や穴子、鮟鱇やフグの方が好きなんで決して鴨だけ食べることはない。
しかも麺類でいえば蕎麦よりうどん、ラーメン、パスタの方が好きなのだ。
偉そうに食べ物の文句をいつも言っているが蕎麦の香りや繊細な味わい、美味さがイマイチわからない。
実は味覚音痴なのだ。
なのに鴨と蕎麦が組み合わさった瞬間、食べずにいられなくなる。
そう、冬と言えば鴨南蛮なのだ。

とは言え蕎麦が茹で上がる間、店の日本酒のリストや抜きだけのメニューを眺めてるとそれだけで飲みたくなる。
暴走したくなる、頼みたくなる。
鴨や湯葉で日本酒を死にそうなくらい呑みたい。
人生終わらせてもいいから日本酒でつつきたい。
この店の日本酒が地元広島の僕好みの酒なら間違いなく、この瞬間に人生を間違うだろう。
しかし我慢の限界を見計らうように鴨南蛮が届き、救われた。
熱々の鴨南蛮を目の前にしてすぐに食べないなんて愚か者だ。
右手にはし、左手に携帯を持ち食べながら写メを撮ろうとする。
が、自らの愚かしい失敗に気付く。
座る位置が逆光のために写メが上手く撮れない。
座り直せばよいのだが写メごときが食欲に勝てる訳もなくそのまま撮影。

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蕎麦を啜る、汁を啜る。
写メではしょせんこの美味さは伝わらないし、しょせん自己満足と薄い義務感。
寒さで震えた身体が暖かい旨さに包まれ、ほぐされていく。
単純に美味い、鴨の脂とか麺の旨さとかよくわからないが美味い。
一年ぶりの感動に思わず震える。
腰のある喉ごしのよい蕎麦を喰らうと、この瞬間だけはラーメン好きを蕎麦好きに変えてしまう。
肉厚な鴨肉をはしでつまむと喜びでだらし無く、へらへら笑ってしまう。
噛み締めると期待にそぐわない濃厚なうま味と歯ごたえ。
分厚い弾力ある肉は昂揚感を高めてなんだか身体に火が灯るような気がする。
しかもまだ二切れある。
まだ鴨肉が残る口内へ蕎麦を啜る、啜る。
汁を啜り、また鴨肉をほうばる。

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焙られた白葱を合間にかじると中身が飛び出し火傷する。
火傷しようが構わずまた蕎麦を喰らう。
そして我慢してた丸、団子に手を伸ばす。
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もったいないのでかわいく少しだけかじると思いのほか軟らかく、
でも挽き肉の歯ごたえが心地よくユックリばらけて口の中に旨さが広がる。
これだけをドンブリいっぱい食べたいな~。
鴨南蛮、なんて素敵な食べ物なんだろう。
名残は惜しいが熱々のまま、食べ終わりたいし、でも終わりたくない。
そんな葛藤に溺れながら今日もまた、終わった。

食べ終わったのは残念だが、冬はまだ終わっていない。
またこの近くで現場があったらまた来よう。
というか用事を作ろう。
短い冬の間、僕はにわか蕎麦好きになるのだから。

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―24 いか焼き 2009年01月

祝日明けの朝、今年1番の寒さを感じる今朝の底冷え。
車も身体もガチガチに凍りまくり、固まってます。
そんな日に限って己斐の上の方でしかも外の現場。
ガチガチの身体から、抜け切れないストレス溜まりまくり。
仕事終わると早くも11時、少し早いが暖かいもんでも腹に詰め込むしかない。
己斐の狭い通りを下りながら気分は暖かい暖かい蕎麦、そばの歌を口ずさむくらいのHAPPY蕎麦気分。

しかも冬で、蕎麦と言えば

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鴨南蛮しかないでしょう

口の中に溢れる鴨の脂と肉汁を妄想しながらヨダレたらたらでハンドル握り、踏み込むアクセルにも若干力がこもる。
蕎麦、鴨南蛮、己斐といえば駅前のあの店しかないでしょう。
ルンルンでパーキングに車をぶち込み、気持ちはスキップで広電西広島・己斐駅前へ走る。
まあ前フリが長いんで気付いた人もいるかもしれませんが、

開いてません。

11時開店の店が閉まってます。

しつこくよく見ると火曜日定休の文字が…。

二つの人格がほぼ同時にボケ突っ込む。

あれ~、今日は火曜日じゃん。

でも昨日は休みだから月曜日じゃあ?

ていうか、火曜日が定休日だっけ~?

そう、正解は昨日は月曜日で祝日、だから火曜日の今日は定休日。

なんてお約束な展開。

未練がましい性格は事実を受け入れられず、ぐだぐた無駄な思考のループを巡らし。
気付かない間に、駅前辺りを一周歩いていた。
気付けば店の前、諦め切れない僕はしつこく店の前をうろうろ、苛々してました。
しかし寒さに頭も心も冷やされ店の左横を見ると気付けば新しい店が。

冷静になりよく見ると大阪名物いか焼きの文字が視覚に飛び込んできました。

大阪名物っていったらタコ焼きお好み焼きちゃうん?と頭の中で突っ込みながら店に近付く。
いか焼きと言えば棒に刺さった祭や縁日のいか焼きよね~?。

ところが看板や店を見るとお好み焼きのような一銭洋食のような巻いた姿の写真がのってます。
魔法にかかったみたいに自然と入店し、当たり前のようにカウンターに座りメニュー見るといか焼きから始まり豚焼きだのピザ焼きだの、いろいろのありあり。
いか焼きの150円に安いな~と思いつつプラス50円のいかチーズ焼きを頼む。
平日で時間も早いので客も僕一人、いかチーズ焼きを焼く姿をほうけてみてる僕に店長さんが話かけてくる。
ソースは辛口と甘口があるらしく辛口を頼む。

調子に乗っていか焼きって大阪で有名なんですか?と聞くと親切にいろいろ教えてくれた。

大阪名物はダテじゃないみたいだ。
生地を鉄板でプレスするとあっというまの早さで出来上がり。

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この作り方と辛口のソースがいか焼きの美味さの秘訣らしい。
焼けた薄い生地を畳んでソースを掛けた姿は一銭洋食のような分厚いクレープにも見える。

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ただ食べてみると店長が言うように不思議な感触、噛食、食感?モチップルっとしてイカの歯ごたえとのコントラストがよくておもしろい。

いや、美味い。

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辛いソースでメリハリ効いてイケるじゃん。
この生地の食感とイカとソースのシンプルさ、これが安さと美味さの秘密なのか(実はチーズ入り)

思わずビール呑みたいですね、と本音が泡のように漏れると夕方から2階はイカ焼きが食えるバーになるそうだ納得。

でも店長に聞いてたからこの程度の驚きだが、知らなかったらこのモチモチ感は相当ビックリしたに違いない。
今度、誰かビックリするかどうか試してみよう。
熱いのをハフハフ、はむはむ食べてると安いし軽いからもう一枚食べたくなる。
我慢しないのが僕のいい所、今度はぶた焼き250円を頼む。
豚焼きは卵も入ってるが同じようにペチャンと潰し、クルクル畳んであっというまに出来上がり。

 

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早いのも嬉しくぶた焼きをつつく。

一見、トンペイに見えるが生地のふっくらモチモチが楽しい
卵入りもいい、混ぜくたりじゃなく目玉のまま潰して焼くから生地との違いがおもしろい。

このいか焼き、やっぱり凄いのかも?、タコ焼き定食、お好み焼き定食、ソバメシといい炭水化物で炭水化物を食べる大阪民族の小麦粉にかける情熱に感心しました。

安いし早いから昼間からビール引っ掛けるには最高だ。
でも、さすがに今日は車&仕事中なんで泣く泣く諦める。
他のトッピングも気になるし、持ち帰りもできるので頼みそうになるが一気に食べたら、次に来る楽しみが減るんで我慢した。

珍しく、我慢した。

でも後で後悔。

店では熱々で食べたんだけど、持ち帰りの冷めた時の生地の食感が気になるんだよね~。
今度は酒のつまみで食いたいかな?
いや、その前に冬なら鴨南蛮を喰わねば。

広島くっちゃね隊

広島食べ歩き隊『麺屋か味噌』 2008年12月

舟入本町の広電の停留所の側にそのラーメン屋はある。

会社の側にあるのだが最近ハマっています。

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店自体はまだ新しく店主も若い。

しかし日々、美味くなっているのをひしひしと感じます。

最近流行りの季節限定ラーメンに、その積み重ねた一端を衝撃と共に味わいました。

久しぶりなんで堅い、固い表現ですが、単純に旨かった。  

本当に上手い。

去年のごま味噌より思い切りもよくなり、
ハマリました。

今年も味噌だが、店主のこだわりの味噌ブレンドとこの店独特の濃縮度の高い、強いダシの味がマッチしている。

でもマイルドで優しい味なのが不思議です。

さらに滑らかな太い縮れ麺とがっぷり四つという感じ。

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今年は寒いから、優しい味噌と食い堪えのある麺の組み合わせはたまりません。

いつもと違う白い器は口が狭く深い。

でも手に収まる感覚は優しくて、ほのかに上品で好きな感じ。

店主のこだわりの香りを閉じ込めて、ドンブリに顔を近づけると旨そうな匂いが鼻孔をくすぐり、食欲をそそります。

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また最後まで暖かく楽しめたのがこの寒い時期には嬉しかったです。

満腹感と満足感に包まれて店を出ようと思った時、出口の張り紙を思い出しました。

そう、この店は麺屋を名乗るだけあり、麺もこだわりがあるので、

つけ麺やラーメンの麺を平打ち麺に変える事ができるんでした。

店主に味噌もできるのかと尋ねると、出来ますよと、

来週にまた味噌ラーメンに変化を加えると丁寧に教えてくれました。

聞いたからにはすぐに行くのが僕の良い所、翌日すぐににまた再訪。

味噌ラーメンに平打ち麺を注文。

茹で上がるのに時間がかかるのだが、美味いんでそれもまた楽しい。

普段は柔らかい麺なんで、体調が悪い時によく食べるが、味噌ラーメンにも期待。

待ち時間にテンションを上げながらラーメンが来たと同時によだれを啜る。

味噌にぺらぺらの平打ち麺、まるでキシ麺かパスタの平麺のよう。

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少しウェーブがかかっているのかスープが絡みおいしい。

太麺の口の中で踊るような食感とは違う、ツルツルで滑らかな平麺が、ひたひたと口内の粘膜に心地良いです。

途中で一味唐辛子をかけると味噌とは相性が良いし、身体も一段と暖まりました。

う~ん更に更に再訪、

22日の月曜日、普段なら月曜日は定休日なんですが年末の為か開いてました。

もちろん入店。

入口の張り紙を見ると海老味噌ラーメンの文字が。

店主に恐る恐る尋ねると、味噌ラーメンに焼いた甘海老と海老油を追加しているそうです。

もちろん、即注文。

周りのお客さん達も海老味噌の話をしたり味噌ラーメンを食べている。

勝手にテンションを上げていると海老味噌が登場。

 

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なるほど~、器が朱い。

味噌ラーメンの器と形状は全く同じで色違い。

ここまで計算されていると単純に嬉しくなる。

こんがり焼いた海老と海老油に味噌は確かに合う、

ドンブリとの調和もバッチリだ。

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しかも味噌ラーメンより20円しか値段が上がらないのも魅力的だ。

個人的には上品過ぎるので、海老味噌ラーメンはもう少し海老を煎餅風にパリパリに焼き潰したり、

炒るか揚げた干し海老のパウダーを追加したらなど?と勝手に思うが、

女性やお年寄りにも好まれる美味いラーメンだと思います。

 

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というか久しぶりに

美味い味噌ラーメン食べた気がします。

今年の冬はまだまだ始まったばかりだから、美味い味噌ラーメンがあると思うと励みになるな~。

 

広島くっちゃね隊

[不定期連載] ひろしまくっちゃね隊―22 肉が喰いたい! 2008年11月

月末になり、忙しくなると残業が増える。

残業は嫌いだ、飲みに行けなくなるから。

夜遅くなるだけでストレスが溜まる、危険なくらいイライラする。

そうなる前に早めに夕飯を喰らい気持ちを立て直す。

そういう時はやっぱり肉だ。

肉しかないだろう、

肉しか。

焼肉か牛丼、ステーキ、ビフカツ色々あるが

今の気持ちはだ。

野獣のような笑みを浮かべ会社の軽トラのハンドルを北西に切る。

100メーター道路を気持ち暴走し、観音町にある焼肉屋の前に乗りつけた。

平日の夕方早い時間なのでまだガラガラだが煙りの匂いが付かないのでラッキー。
おばちゃんが気さくに注文を取りに来てくれたのでガツーンと頼む。

もちろん肉刺丼、

これから戦う男はこれしかない。

牛肉は吸収率の良い必須アミノ酸が多く、ストレス軽減の効果もあり、尚且つこの店の肉刺しは脂身が少ない赤身なのでヘルシーなのだ。

本来は焼肉や内臓系もめちゃめちゃ美味い店だが、焼肉の薫りを付けて回れる程に営業は甘くない(多分)

そんな時に強い味方が肉刺丼だ。

熱いお茶と暖かい手ぬぐいで気持ちをリフレッシュしながら心地よく待つ。

テンションが高まる寸前に愛想よくおばちゃんがドンブリを持って来てくれた。

ここから先はケモノの時間、邪魔する者は噛み殺すしかない。

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ドンブリは一見、一面のモミノリに黒く覆われている。

はやる気持ちを無理矢理抑え込み、その一画を崩し、ゆっくり持ち上げる。

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黒い森の中から鮮度の良さを感じる生肉、肉刺しが顔を覗かせる。

なまめかしいまでに赤く濡れ光る肉刺しは官能的ですらあり、思いがけず興奮する。

本来はガッツリ掻き混ぜほうばりたいとこだが、グッと我慢して肉刺しのみを味わう。

う、うまい。

脂身、さしのほとんど無い赤身はダイレクトに肉の味を口の中で纏わり付き、拡がる。

本来は内臓系のハラミなのに臭みもなく、

ただ旨い、

美味いのだ。

食欲を刺激され、温かい白飯をほうばる。

間違いない、美味い。

また生肉を今度は多めにほうばる。

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肉を噛み締める喜び、

生だけが刺激する太古からの本能的な快感(たぶん、妄想過多)

ああ、やっぱりレバ刺しとタン刺しも頼めば良かった。

この店は本当に生、生肉が旨い、うますぎる。

喰えば間違いなく、ビールを飲み、飲酒運転で身を滅ぼすだろう。

でも食べたい、

もっと生肉食べたい。

揺れる心を引き戻す為にタレの染みたご飯をほうばる。

山葵の効いた甘い醤油味がご飯にシミシミしてこれだけでドンブリ喰らいそう。

思わず笑みがこぼれる自分に気付く、やはり日本人は米が最高。

しかし揺れ戻しは激しく、肉を掴むハシは止まらない、止めれない。

赤身だけなのにこんなに旨い、いや赤身だからわかる美味さなのか?

ふいに肉を焼いた時の美味さを思い出し、テーブルの隅に追いやられた肉焼き器をじっと眺める。

次は焼肉と心に固く、そして強く誓い。

ついにルピコン河のカエサルの如く決断し、ドンブリを掻き混ぜ始める。

後は一心不乱、写メも撮らない。

胃袋に、ただ押し込むだけ。

美味い丼物に会話はいらない、ただただ口にほうばり、本能のまま嚥下するだけ。

空のドンブリを置き、まだ温かいお茶を一口啜る。

満腹感感と幸福感を噛み締めながら、仕事終わりのサラリーマン達とすれ違い、店を出る。

さあ、もう一仕事頑張るか?(たぶん)

広島くっちゃね隊