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アリス・イン・ワンダーランド 2010年05月

【監督】ティム・バートン
【出演】ジョニー・デップ ミア・ワシコウスカ ヘレナ・ボナム=カーター

 少女の夢を描いた物語では「不思議の国のアリス」の方が「オズの魔法使い」より好きです。不思議の国の気味が悪くて訳の分からないところや、アリスがわがままで生意気なところがいいと思う。そんなアリスが成長してワンダーランドを再び訪れたら? というのがこの映画です。
 不思議の国は問題を抱えていました。それを打開する予言の書に書かれている勇者は自分…どうして私が? と戸惑いながら伝説の剣を手にした19歳のアリスの冒険が再び始まります。平和をもたらすために闘ったけれど、ワンダーランドでは“いつも大きすぎるか小さすぎる”アリス。本当の居場所を求めて次の冒険を始めるために、彼女はウサギの穴の向こうに戻っていくのでした。もしかしたらそこは、帽子屋のお茶会よりもクレイジーな世界なのかもしれません。(nao)

キネマ見ましょか

タニシ君が行く! Re 2010年05月

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タニシ君が行く!

社員ひとこと 2010年05月

新入社員です。フレッシュです。元気と笑顔で爽やかな風吹かせます! (デミ)

フレッシュでピチピチな新入社員です。失敗にもめげずに頑張るぞー。 (サン)

今年から社会人。ハラハラドキドキ。でも元気を出して突っ走ります。 (G)

温かかったり寒かったりで何か変な気候だと思います。 (K)

学生時代の友人達が所帯持ちになったせいか、GWに遊ぶ予定が無い。 (山本)

山崎直子さん、主婦で母で宇宙に行ける素晴らしい!!私も何か出来るかな? (Q)

SETSTOCK‘10に行こうかどうか悩み中の今日この頃・・・( ̄ヘ ̄) (お)

お芝居の公演日が決まった。7月10・11日、「ミス・ダンデライオン」SFです。 (伸)

野村カープ、サンフレッチェ今年こそ優勝『1位』になるように頑張ってね (S4)

色とりどりの花に囲まれて幸せな気分になります… (モン)

春の嵐、5月になったらおさまるか? (哉)

『スティ・アホワィル』には驚いた。まだまだあるぞ、未知なる名曲 (北)

今年のゴールデンウィークもどこにもいけそうにないなぁ。 (千)

5月の目標は、机の中の整理整頓です。 (朝)

最近、3D映画を見に行く機会が多いです。映像はすごいがあれは目が疲れますね… (元)

料理のセンスに乏しい事が発覚しました(; ;) (B)

ゴールデンウィークは車に乗らずにおこう。 (高)

庭のスズランとボタンが満開だ。山椒も新しい葉を出した。 (秀)

社員のひとこと

今月の写真 2010年04月

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【ガイマイゴミムシダマシ】朽木の下に体長8mmの小さな昆虫を探し出した。 
(2010.3.15 東広島市で撮影)
東広島の野鳥と自然に親しむ会 環境カウンセラー(環境省登録) 新名 俊夫

フォトギャラリー

今月の言葉(4) 2010年04月

忍は「和」に通ず

            ―阿南準郎 

 「四季の会」という仲間の集まりがある。もう十五年にもなろうか。さまざまな職業の人たちが集まり、四季おりおりのうつろいに、手料理を食べ、飲みながらおしゃべりを楽しむ会である。とりたてて“規約”があるわけではない。気心の合った人ばかり。春と秋には、その仲間たちが友人、知人を招き、野外で音楽を聞く。演歌あり、歌曲、篠笛、ギター、サックス、三味線あり、さまざまな分野で活躍された人たちがボランティアで“出演”してくださる。
 司会は、地元民放局のアナ。当意即妙の話術で会を盛り上げてくれる。ことしも四月二十五日、東広島市の志和の里で開催。
 過日、その「四季の会」での打合せの際、ことしの目標、願いごとなどを一人ひとりが披歴し合った。「健康第一」「パソコンの習得」「感謝すること」「新しい仕事に挑戦」…などなどの言葉だった。そのなかで仲間の一人、阿南準郎さん(元カープ監督)が「親孝行すること」といった。
 その言葉を聞いた一人が「当たり前のことじゃないですか」と口を挟んだ。
 すると周囲の人がまた言った。「いままで言ったことは、みんな当たり前のことじゃないの」―。
 たしかに考えてみると、みんな話していることは、当たり前のことばかりであった。が、それがなかなか出来ないから目標にも願い事にもするわけである。阿南さんは人一倍親孝行である。先年、母親を亡くしており、現在は老いた父親を一人、大分・佐伯の郷里に残しているだけに、父親への思い、孝養を尽くすことを吐露したのである。私は、カープ在籍中、この人の生活信条、プロ野球人生を垣間見ており理解できた。
 赤ヘル黄金時代、古葉竹識監督は“名将”といわれた人。その監督からバトンを受けて後任監督に就任した阿南さんの言葉は、いまでも忘れない。「忍ぶ」であった。
 三年後には、山本浩二選手の監督への路線が敷かれていた。こうした状況を認識していた阿南さんらしい言葉であった。最近、この人が色紙に書いてくれたのが、冒頭の言葉。―忍は和に通ず―である。阿南さんの佐伯鶴城高の後輩である野村謙二郎監督にも贈りたい言葉でもある。Vを期待するファンの声も高まっているが、要は、“外野の騒音”に惑うことなく「忍ぶ」であり、それがチームの「和」にも通ず―。赤ヘル復活は、広島人の夢である。
 春や春 三寒四温 萌ゆるV

(風彦)

今月の言葉

雑感(4) 2010年04月

代表取締役 田河内秀子


 「賢い人間の生涯とは、子どもの時には節度を学び、青年時代には感情をコントロールすることを学び、中年になってからは正義を学び、老年になってからは良き助言者になることを学ぶ。そして悔いなく死ぬこと」ドクトリアの都市遺跡「アイ・ハヌーン」キアヌス霊廟の碑文だそうです。何千年前の碑文なのかは知りませんが、人間は大昔から悔いのない賢い生涯を送りたいと思っていたのですね。
 「節度」って何でしょう。三省堂の国語辞典では「やりたいことを抑える態度」漢字林では「抑制のきいた態度」とあります。子どもの自由でいきいきとしたところを伸ばしながら、時と場所によって、態度や言葉をわきまえることを、私たち大人は子どもたちにきちんと教えているのでしょうか。子ども時代に習慣として身につけないと大人になってから大変苦労します。
 「感情のコントロール」はどうでしょうか。スイスの哲学者カール・ヒルティはこう言っています。――環境があなたに持ち出す要望や要求は毎日山のようにあるわけだが、それに対してにこやかな微笑と快諾をもって答えることもできれば、多少不機嫌ないやいやで答えることもできるのだ。つきつめた話し、どの態度でのぞんでも、あなたにとってたいがい同じ結果になるのであり、どちらを取るかは単に習慣の問題にすぎない。しかし、微笑と快諾をもってするという習慣のほうが、まわりのすべての人々にとってありがたいのである――  どんなに自分にとって不愉快なことであっても微笑と快諾をもって他人と接するのは単なる習慣にすぎないのだから、変えればいいと簡単に言っています。そう簡単なことではないと思えますが、これを青年時代に身につけておくと、周りの人からあてにされる、悔いのない人生を送れそうですね。
 今、子どもへあるいはお年寄りに対する虐待が大きな問題になっています。虐待までいかなくてもいじめの問題は以前から深刻です。愛子様が学校へいけないという話題も大きく報道されています。
 もうすっかり大人になった私たちは、まずは基本の「節度」と「感情のコントロール」が身についているかどうか自問し、「正義の人」と「良き助言者」を目指してまいりましょうね。

雑感

身近な野鳥 「八代のナベヅル」 2010年04月

野鳥観察の楽しみ(九十一)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
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写真はナベヅルの家族(‘10.3.12.山口県周南市)〔Nikon D300, Nikkor ED,AF-S 600mm,1:4DⅡ, 1/1000秒,f/7.1,ISO400,トリミング〕

 

 山口県八代のツルがそろそろ北帰行するとメールを貰った。啓蟄も過ぎたのに雪の降る悪天候が続き、やっと明日から晴れとの天気予報。急遽、八代行きを決めた。翌朝現地には11時頃到着、駐車場の掲示板に「本日ツル10羽」とある。確か今期は5羽の飛来ではなかったかと思いながら監視場に近づくと、周りにはカメラやテレビカメラがずらりと並んでいた。

 前日の午後5時半頃、九州出水のナベヅルと思われる4羽が迷ってここに来たのが確認された。1988年以来22年ぶりの事だそうだ。普通、ツルは一気に朝鮮半島まで飛んで行くもので、途中で寄り道をすることはないと言う。「良いところに来られましたね。」とメールの主。彼は1週間前から北帰行の瞬間を撮ろうとずうっと張り込んでいるとのこと。

 ナベヅルは全体的に灰黒色。首から上が純白色で、嘴の根元から頭丁部にかけて、黒色の斑点とそれを囲むように暗赤色の小さな模様がある。目が赤く、嘴は黄灰白~紅灰白色に見える。長い足は黒色。縄張り意識が強く、新入家族の4羽は、昨年11月に来た4羽の家族に執拗に追われ、とうとうその内の2羽は行方不明になってしまった。

 メールの主はこの様子を見事に捉え、翌13日朝刊の紙面を飾った。流石、プロの写真記者であると感心した。私のようにナベヅルの姿が撮れれば良いとしか思っていない者には、上の写真がどちらの家族であるか定かでない。昨年12月に1羽来て、それに出水から預かった保護鳥を1羽放鳥しているので、当日は全部で10羽いたはずであるが、私はその内の2家族8羽しか見ていない。

(2010年3月24日記) 

追記:10羽の内2羽は行方不明となり、残りの8羽は27日に史上2番目に遅く無事旅立った。(1番遅い記録は28日だそうだ。)

野鳥観察の楽しみ

単純な脳、複雑な「私」 2010年04月

縄文塾塾長 中村 忠之

縄文塾  

池谷裕二 

 明確には記憶していないが、少なくとも1年以上前から、視力が低下して老眼鏡が見えにくくなり、本欄の執筆にも支障が出始めた。眼鏡屋に行っても、もう老眼鏡ではこれ以上は無理ということで、デスクトップのPCディスプレイを大型(32インチ)にしたり、接眼型拡大鏡のお世話になったりしてお茶を濁していた。
 そのため夜読書をしなくなったところから、ついつい睡眠導入剤にお世話になっていたのだが、ごく最近、体調がよくなったせいか、ある朝(裸眼で)タイトルしか読めなかった新聞の字が、おぼろげだがなんとか読めるではないか。そこで長い間ベットの脇でほこりをかぶっていた、読みかけの本書の再読をしたのだ。
 問題は本書が面白すぎて、かえって中々寝つかれないでいる。そこで読書スピードを上げ、読書時間を伸ばして書評に取り組むことになった。お蔭で以降睡眠薬のお世話にならずに済んでいる。

 前置きがいささか長くなったが、本書は若き脳生理化学者である著者の、出身高校後輩への講義録である。
 たしか前著の書評でも述べたが、著者の本はいずれも対話型・口語体で、難解な脳科学を分かり易く記述する才能は驚嘆するばかりだ。
 著者の書評を取上げるのは、『進化しすぎた脳(2008.02)』『ゆらぐ脳(2008.08)』から3冊目だら、一種の追いかけファンみたいなものかもしれない。
 この内で著者がもっとも気に入っているという本書は、4つのチャプターで構成されているが、それを横断して特に大きなキーワードとして幾つか挙げると、
1.人の脳は、少ないゲノムをうまく使い回すことで進化した。
2.精緻のようで、結構間が抜けて曖昧な脳の働き。
3.我々の行動以前に、脳の始動は始まっている。
4.脳は行動の結果=成功/失敗などを、行動するまでにすでに予知している。
5.脳のある部分を刺激すればで、「幽体離脱」は起きる。
6.脳は身体から取り出され、薄くスライスされても栄養液の中で長期間生息し、かつ活動出来る。
7.「脳のゆらぎ=ノイズ」によって、人格、秩序、美しい創発が生まれる。
8.自分の脳で「脳」のことを考える「入れ子(リカージョン)」構造になっている。
 ざっとこのくらいが挙げられる。内容は著者自身の研究もだが、「ネイチャー(英)」「サイエンス(米)」という二大科学雑誌に掲載された脳科学の記事紹介で構成されている。
 最近DNAの研究でヒトゲノムの推定値は、わずか約2万2000個だという。だからこの非常に少ないゲノムをうまく使い回すことになるというのだ。そのため、どうしても手抜きから来る問題も起きているという。そうして進化を続けた結果、我々ヒトは「心」の働きという奇蹟を会得することになる。
 特にとても信じられないのが、3及び4の「行動より脳の始動が早い」だが、ゴルフプレイヤーが、前に入れた々条件のパットを外す場合、脳はすでにそのショットの前に、どのような具合に外れるかを知っているという、にわかには信じがたい事実を提示する。
 しかもその失敗は、脳波がアルファー波の時に起きるという。それがわかれば脳波をコントロールして、アルファー波が出ないときにパットすることも可能になるというのだ。
 さて「幽体離脱」という一見外からの刺激の結果と思える現象が、頭頂葉と後頂葉の間にある「角回(かくかい)」という部位を刺激することで惹起されるというのだ。著者によれば、他人の目で自分を観察し批判するという行為は、ある意味「幽体離脱」ではないか、ともいう。
 わずか2万あまりという乏しいヒトゲノムを最大限に活用して、類人猿とは途方もない高みに到達し、マクロでは宇宙発生の時代にまで遡及し、ミクロでは自らの構成を無限に追求するに止まらず、心(こころ)とか意識などという、形而上的、哲学的な命題にまで組み込んだ「ヒトという種」の摩訶不思議さを存分に教えてくれる一冊だと断言できる。 
 ここでいささか付言すれば、30億塩基対あるという我々のDNAから、上記ヒトゲノムを差し引いた残り(と言っても殆どだが)も、当然我々の脳の構成要因である。
 我々人の脳は、脳の基底部にあって──(俗に)爬虫類あるいはワニの脳と呼ばれる──五感や、生きる上での基礎的感情などを支配する部位=脳幹+延髄+中脳+間脳と、哺乳類あるいはウマの脳と呼ばれる大脳の各部野で構成される。
 人の脳は、特に大脳皮質の部分にあって、類人猿と比較しても特に大きな脳として発達しているというのだが、あまりに少ないヒトゲノムの数とのギャップは一体何か?
 おそらく──ヒトゲノムだけでなく、あらゆる部野の脳も含め──使い回しをスムースに行なうために、複雑に張り巡らされた脳神経細胞の過度の発達が、大きな脳を生んだのであろう。
 そうした様々な機能を生みだす脳神経細胞ニューロンの、インプット・アウトプット、そしてフィードバックという機能は、そべて電気=イオンの働きであるが、それがどのようにして精神・心などに変換されるのか、著者が、「永遠に解決しない学問」というように、一向に謎は解けないままである。
 ここで挙げたエピソードや事実は、本書のごくごく一部に過ぎないことをお断りしておく。

感銘の一冊

広島の復興をたどる写真展「町・人・てんてん」 2010年04月

編集・発行:広島市市民局文化スポーツ部文化振興課
市政資料登録番号:広C3-2009-412  

 広島の復興をたどる写真展「町・人・てんてん」と銘打たれた、広島市制施行120周年・広島平和記念都市建設法60周年記念の写真展(2010年2月17日〜3月22日、広島市各区の文化センターを巡回)で販売された写真集。江波中学校や段原中学校で教鞭をとられた大壇徳一氏が昭和から平成にまたがって撮りためられた膨大な写真を中心として編集されています。
 巡回展に行った時には、年配のご夫婦連れらしい方々ばかりか、若い世代のカップルも数多く来ておられたように思いました。年齢に関係なく、それぞれの方々が自分史と重ね合わせて感慨深げに写真を眺め、同伴の方と懐かしい昔の思い出を語り合っておられる姿が印象的でした。
 現在の感覚ではあり得ない場所(マツダスタジアム近くの平和橋あたり)を走っている機関車、まだ舗装されていない国道や繁華街の道、アーケードのない本通、埋立前の海田湾にカキヒビが立っている、本川川面になだれ落ちるように建っている木造の住宅、セピア色に染まった湯来温泉…。
 昭和のノスタルジーをかきたてられるだけでなく、数十年後、今私が住んでいる町はどのように変貌しているのだろうという空想が膨らむ写真集です。
 それにしても、昔の広島市の空は、ずいぶん広かったんだなあ…。(哉)

今月の気になる本

シャーロック ホームズ 2010年04月

【監督】ガイ・リッチー
【出演】ロバート・ダウニーJr ジュード・ロウ レイチェル・マクアダ

 この映画のホームズはディア・ストーカーを被らない。ドクター・ワトソンとかなり派手な立ち回りもする。しかし従来のイメージを踏襲しないことが、彼の「名探偵」の眼を際立たせている。見終わった後もホームズの視線から逃れることができない気持ちにさせられるのだ。
 人は見えないものを恐れるし、見えないからこそ憧れを抱く。その見えないものを捉える眼を持つホームズは、恐れることも無い代わりに幸福な幻想に浸ることもないだろう。真実を見る時の彼の眼は自慢で輝いてはいない。真実と、それが見えてしまう自分への困惑と不愉快と哀れみが混ざった鈍い光を放っている。最先端の技術で建設中のタワーブリッジがそびえるロンドンの、繁栄の明かりもとどかない湿った暗い路地で。(nao)

キネマ見ましょか