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広島の復興をたどる写真展「町・人・てんてん」 2010年04月

編集・発行:広島市市民局文化スポーツ部文化振興課
市政資料登録番号:広C3-2009-412  

 広島の復興をたどる写真展「町・人・てんてん」と銘打たれた、広島市制施行120周年・広島平和記念都市建設法60周年記念の写真展(2010年2月17日〜3月22日、広島市各区の文化センターを巡回)で販売された写真集。江波中学校や段原中学校で教鞭をとられた大壇徳一氏が昭和から平成にまたがって撮りためられた膨大な写真を中心として編集されています。
 巡回展に行った時には、年配のご夫婦連れらしい方々ばかりか、若い世代のカップルも数多く来ておられたように思いました。年齢に関係なく、それぞれの方々が自分史と重ね合わせて感慨深げに写真を眺め、同伴の方と懐かしい昔の思い出を語り合っておられる姿が印象的でした。
 現在の感覚ではあり得ない場所(マツダスタジアム近くの平和橋あたり)を走っている機関車、まだ舗装されていない国道や繁華街の道、アーケードのない本通、埋立前の海田湾にカキヒビが立っている、本川川面になだれ落ちるように建っている木造の住宅、セピア色に染まった湯来温泉…。
 昭和のノスタルジーをかきたてられるだけでなく、数十年後、今私が住んでいる町はどのように変貌しているのだろうという空想が膨らむ写真集です。
 それにしても、昔の広島市の空は、ずいぶん広かったんだなあ…。(哉)

今月の気になる本

シャーロック ホームズ 2010年04月

【監督】ガイ・リッチー
【出演】ロバート・ダウニーJr ジュード・ロウ レイチェル・マクアダ

 この映画のホームズはディア・ストーカーを被らない。ドクター・ワトソンとかなり派手な立ち回りもする。しかし従来のイメージを踏襲しないことが、彼の「名探偵」の眼を際立たせている。見終わった後もホームズの視線から逃れることができない気持ちにさせられるのだ。
 人は見えないものを恐れるし、見えないからこそ憧れを抱く。その見えないものを捉える眼を持つホームズは、恐れることも無い代わりに幸福な幻想に浸ることもないだろう。真実を見る時の彼の眼は自慢で輝いてはいない。真実と、それが見えてしまう自分への困惑と不愉快と哀れみが混ざった鈍い光を放っている。最先端の技術で建設中のタワーブリッジがそびえるロンドンの、繁栄の明かりもとどかない湿った暗い路地で。(nao)

キネマ見ましょか

タニシ君が行く! Re 2010年04月

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タニシ君が行く!

社員ひとこと 2010年04月

もうすぐ野球も開幕、今年こそは良い順位で終わって欲しいです。(K)

寒い日が続くと思えばいきなり温かくなるので春が来た実感が無いです。(山本)

6月から子供手当が開始、色んな所が潤えばいいなあ~と思ってます。(Q)

とうとう30代にお別れをしてしまいました・・・(TwT)(お)

身体を動かす良い季節になりました。なまった身体をほぐさなければ!(伸)

まだまだ不況の波が強く、仕事さがしも大変です。(幸)

春 親元を離れ寮生活。少しでも親の助けになればと仕送りが懐かしい(モン)

校了日、もっと先に延ばしてもらえませんか?(哉)

現役で京法。す、すごすぎる! 最高の四月だね。(北)

11年通った小学校に、この三月別れを告げました。少し寂しいです。(千)

レイアウトが変わりました。ぜひ一度お立ち寄り下さい。(朝)

最近は暖かだったり寒かったり大変です。三寒四温の意味を肌で感じます。(元)

そろそろ暖かくなってきたしジョギング再開しよう!(B)

大阪のモリサワ本社に行ってきました。とてもきれいなビルでした。(高)

心ウキウキいよいよ春本番! 山に登りたいなあ〜でも足が・・・・(秀)

社員のひとこと

今月の写真 2010年03月

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【モンシロチョウ】庭の木陰で休むモンシロチョウ 
(2007.3.19 東広島市で撮影)
東広島の野鳥と自然に親しむ会 環境カウンセラー(環境省登録) 新名 俊夫

フォトギャラリー

今月の言葉(3) 2010年03月

里山賛歌は日本人の精神文化の源泉

            ―風彦 

 日本語には季節への情感がある。そのなかで好きな言葉は「春めく」である。空のいろ雲のたたずまい、野も山も、草も木も鳥も…。森羅万象に萌えいずる若い生命を実感する。
 英語では「Spring like」といい、春めいた天気は「Venal weather」というそうだ。
 街の花屋さんには、ひとあしはやく色とりどりの春の花ばなが登場するが、やはり自然界、とりわけ山野の営みにみる「春めく」―四季の移ろいはたまらない。
 新幹線で何度か東京までの旅をしたが、この時期に車窓から眺める風景は、まさに「春めく」早春賦を楽しめる。小学時代に愛唱した「春が来た」「故郷」(ふるさと)「早春賦」などを心のなかで口ずさむ。里山で遊び惚けた時代を懐かしむ。広島に在住の詩人、松本暁子さんは、“里山讃歌の詩人”である。
 なかでも「春が来た」「春の小川」「故郷」「紅葉」などの作詞家で数々の小学唱歌の名作を生んだ高野辰之への思いが強い人で、彼の生まれ故郷の信州中野の知人との出会いから、現地に出かけて長編の詩を書いたほど。そのタイトルを迷ったすえにつけたのは「望郷賛歌」―詩人の心・高野辰之―であった。地元の人々からも愛詠されているそうだ。
 ちなみに、信州中野出身には、高野辰之、中山晋平の詩人のほかに、現在、作曲家で知られている久石譲さんもいる。彼らが育った山野の環境は、地元の誇りにもなっている。昨年、私も松本暁子さんの知人、小林基作さんから声を掛けてもらい信州中野をたずねた。
 農業、果樹園を営む小林基作さんは、有機栽培に生涯を傾ける“農業の哲人”であり、“土の詩人”でもあった。
 そしてこよなく里山を愛し、自然を讃歌する。信州中野の気候風土に育まれた人々の郷土愛が想像力となっていることを改めて認識した。―人生は創造から生まれる芸術―
 ここ最近、各地で荒廃した里山の自然環境の整備が行われており、里山の果たす人間社会の効用が論議されるまでになった。CO2の削減ばかりではないが、里山の醸し出す四季の移ろいは、日本人の情感を豊かに。精神文化の源泉でもある。
♪兎追いしかの山/小鮒釣りしかの川…(故郷)
♪春は名のみの/風の寒さや… (早春賦)
 現在の若者には、早春賦の歌詞が文語体で理解しにくいのだろう。が、私たち世代には懐かしい小学唱歌。日本の四季への讃歌である。
 ―環境が人を作り 環境はまた思想を生む―

(風彦)

今月の言葉

雑感(3) 2010年03月

代表取締役 田河内秀子

 いよいよ春も間近ですね。風は冷たいのですが、なんとなく日差しが春めいてきて、心もウキウキしてきます。この冬は体調が最悪の年だったので、この春は何かいいことありそうな気がしています。
 さて、毎月お送りするこのインフォメーションや封筒、チラシ、挨拶文は社員が全員で取り組んで、毎月発行できているのですが、時々他の会社の方から「よく続きますね」とか「毎回アイデアがよくでますね」とかお褒めの言葉をいただきます。
 「タニシインフォメーション」は10年以上、裏面の「舟入散歩」も2年以上になり、封筒に懲りだしたのも1年以上。会社の売り上げにどれだけ貢献しているのか定かではないのですが、言えることは確実に社員に力がついてきているということではないかと思います。文章を書くことにも抵抗がなくなり、月末の封入作業に間に合わせるように仕事の段取りも出来るようになりました。本来の仕事以外の仕事になるので、どうしても最初は時間が空いた時にやるという感覚でしたが、今はそれも仕事の一部と、日常業務に組み込まれるようになり、あたりまえになってきました。
 大企業には、きちんと販売促進や企画部門という部署があり、優秀な人員が配置されています。広告宣伝費用として予算もあり、戦略的に新商品の開発や宣伝広告をします。それに比べ中小零細企業は、目の前の仕事をする最小人員しかいませんし、広告代理店に頼むほど予算もないのが実情です。我が社のような印刷会社もそのようなお手伝いをさせて頂いていますが、その前に、まずは自社で毎月簡素な広報誌を作るなどして、日常的に全社員さんに広告宣伝も仕事の一部と認識してもらい、原稿もどんどん作れるようになるのが先決ではないかと思います。社員さんって、やってもらうと社長なんかよりずっと能力があるものです。

雑感

身近な野鳥 「首の長いカンムリカイツブリ」 2010年03月

野鳥観察の楽しみ(九十)

東広島の野鳥と自然に親しむ会
環境カウンセラー(環境省登録)
新 名 俊 夫
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写真は上下共にカンムリカイツブリ(‘10.2.7.東広島市安芸津町)〔Nikon D300, Nikkor ED,AF-S 600mm,1:4DⅡ, 共に1/1600秒,f/6.3,ISO400,トリミング〕

 

 堤防のコンクリート壁からそっと頭を上げ高野川河口の湾内(三津湾)を探す。穏やかな海面に今日もカンムリカイツブリが1羽だけであるが居た。3日前に来た時も1羽いたのだ。その時は食事中で盛んに潜っていて、こちらが撮影準備をしている内に、少しずつ遠ざかって行き逃げられてしまった。

 今日は予め撮影準備を整え、重いカメラを担いで約400m先から歩いて来た。その甲斐あって約30m先の至近距離に彼はいた。今日は丁度休憩中で、足がだるいのか時々片足を上げ羽の横から出してじっとしている(写真上)。

 カンムリカイツブリは海、河口、池に来る冬鳥で、遠くから見ると白っぽく見え、頭部は赤褐色の毛がカンムリをかぶっているように見える。背中も赤褐色で、顔や首前方や下面は白く、首が比較的長くスマートに見える。小さな丸い目はまるでルビーのように赤く輝き(写真下)、夏羽では顔後方から咽喉にかけて赤褐色の飾り羽が出る(写真はもう夏羽に換羽し始めている)。大きさはカモくらいあり、普通のカイツブリのほぼ2倍もある。

 カンムリカイツブリは以前、賀茂台地には飛来していなかったようで、三永水源地で1974年に3羽、その12年後の’86年に1羽の観察記録があるのみである。しかし、‘88年に26羽が観察されてからは毎年10羽前後飛来している。しかし、他の池にはまだやって来ていないようだ。

(2010年2月8日記) 

野鳥観察の楽しみ

地衣類のふしぎ 2010年03月

柏谷 博之 著
ソフトバンク クリエイティブ株式会社 発行

 『地衣類』という生物は、コケとよく似ており、「○○ゴケ」というような名前を持つものが多いので混同されやすいらしい。しかし、コケは単独の生物で緑色植物に属し、地衣類は菌と藻の共生体で菌類に属する。本書を読むまで、木でもなく草でもなく地面や壁にへばりついている「あれ」は、全部コケだと思っていた。外で見ると地味な地衣類も、本書に掲載されている接写された拡大写真を見ると、かたちも変化に富んでおり、美しい。
 それにしても、これまで地衣類とかコケなど目もくれたことのなかった私が、なぜ、この本に惹かれたのだろうかと自問してみた。たぶん、書店で手に取り頁をめくったとき目にとまった『共生』という言葉に心をとらえられたのだと思う。
 「菌類は地衣体の中で安定した生活の場と水や無機物を藻類に与え、代わりに藻類が光合成でつくる栄養(炭水化物)を得ている」(本書より)
 自分と会社・地域社会の関係とオーバーラップするような気がした。ここに、私にとって重要な示唆を含んでいるような気がしてならない。(哉)

今月の気になる本

海角七号 君想う、国境の南 2010年03月

【監督】魏徳聖(ウェイ・ダーション)
【出演】范逸臣(ファン・イーチェン)  田中千絵  中 孝介

 1940年代の台湾、伝えることの出来なかった想いを込めた手紙が国境を越えました。時が経ち再び国境を超え21世紀の街に帰ってきた手紙を手にしたのは一人の青年。彼は都会で果たせなかったミュージシャンとしての夢を胸にしまい込んで、不機嫌に故郷で暮らしていました。
 やがて青年は心ならずも一度は捨てたギターを抱えます。地元のイベントのために結成されたバンドは寄せ集め、その上世話をする日本人女性は超高飛車・・・いらいらする彼ですが、あの手紙に見守られるように心が少しずつほぐれていきます。楽しい青春映画に、海風のように遠い日の記憶が香ります。手紙が届くべきひとに届く感動よりも、過去と現在は様々なひとの想いが重なり合いながら繋がっている、ということへのいとおしさを感じる映画でした。(nao)

キネマ見ましょか

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