| 日本の曖昧力 | 2009年10月 |
著者は『スカートの風』シリーズで一躍日本で有名になったが、その反動として母国韓国では、国賊扱いという理不尽な仕打ちを受け、日本国籍を取得したことで肉親の葬式に帰国できたというエピソードを持つ。希代の親日派・知日派である。
| 偏愛マップ ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本― | 2009年10月 |
斎藤 孝 著 新潮文庫
自分の「偏愛するもの」を自由なかたちで書き出していくのが「偏愛マップ」。ふだんあまり話しをすることがない人とテーブルをはさんで「書きあいこ」すると、相手との思わぬ共通点が見つかって、一気に盛り上がる。合コン、婚活パーティーでこれをやると、効果てきめん。意気投合したカップルがあちこちに出現するという。
人とおしゃべりしても、イマイチ話が盛り上がらないのは、お互いに相手の好きなことを知らないということも原因であろう。偏愛マップは、このような事態を楽しく解消してくれそうだ。
本書には、偏愛マップの例として、著者が書いたマップが載っている。岡本太郎、向田邦子、坂口安吾、寺山修司、etc…。彼らの「偏愛するもの」を著者が推測して書いたものだ。眺めているだけでもおもしろく、怪しいマップの数々。このように、作者になり代わって偏愛マップを書けば、読書がより楽しいものになるだろう。
名刺の裏に自分の偏愛マップを乗せている人もいるとか。本書を参考にして、みなさんも偏愛マップに取り組んでみられてはいかがだろう。
(哉)
| ローマの休日 | 2009年10月 |
【監督】ウィリアム・ワイラー
【出演】オードリー・ヘップバーン グレゴリー・ペック
自由のない暮らしに嫌気がさし、私は、ある晩、出張先の宿泊施設から脱け出しました。そして、公園のベンチで眠り込んでいると、知らない男性が心配して、彼の家に連れて行ってくれたのです。翌日は、まず美容室で髪をばっさり切って大変身。そのあと、スクーターに乗ったり、アイスクリームを食べたり、ライオンに噛み付かれそうになったり…。初めての経験ばかりで、すごく楽しかったです。彼の友だちもやってきました。夕方からはダンスパーティに行きました。美容室のおじさんの招待です。
楽しい一日も終わるという頃、急に仕事のことが心配になりだしました。なので、好きになりかけていた彼とは、やはり、お別れすることにしました。
二、三日して、大勢の記者に囲まれてインタビューを受けていると、あの彼もその中にいて、驚きました。彼の友だちもいっしょで、記念にライターをくれました。超小型のカメラも入っている多機能なグッズで、今でも愛用しています。
今まで行った所で一番印象に残っているのはどこか、と尋ねられたので、「世界には色々良いところがあるけれど、一番気に入ったのは、なんといってもここ、ローマです」と答えたら、みんなびっくりしていました。ここ数日、表向きには、私は体調を崩して寝ているってことにしてあったものですから。それにしても、今振り返ってみると、楽しいことや苦い別れを経験して、私は子供から大人に変身できたような気がします。 (amo)
| 社員のひとこと | 2009年10月 |
朝・夕とすごしやすい気温になり、夏も終わりだなと感じました。 (K)
夏バテ気味でだるかった体が元に戻った! 僕は暑いより寒い方が好きです。(山本)
イチローの記念切手20年後には、いくらになるかな? 娘に買っておこうかと考えてます。 (Q)
徒歩通勤にちょうどいい季節がやってきました。Autumn(^_^) (お)
11月の平和マラソンに向けて練習中! 目標は10Km/1時間以内!! (伸)
毎日万歩計ををつけて頑張ってます。目指せ一万歩☆… (モン)
9月はとても暑くて、とても大変でした。 (幸)
佐藤・高橋・鈴木・田中が名字の四天王らしい。私のは234位…。 (哉)
いちじくは、おいしいのに、剝くのに難儀するな。 (北)
「王」きずのある玉。クイズ番組で覚えました。勉強になります。 (千)
あっという間に3歳になった娘。「4歳になったらママを抱っこしてあげる」だそうです。 (朝)
力こぶが出てきたような気がします! (B)
スポーツセンターのトレーニングルームに行ってきました。10年前に行って以来です。体中痛いです。 (高)
お弁当を持って、一面のススキの原っぱにいきたいなぁ (秀)
| 今月の写真 | 2009年09月 |
東広島の野鳥と自然に親しむ会 環境カウンセラー(環境省登録) 新名 俊夫
| 今月の言葉(9月) | 2009年09月 |
「人間は万物の霊長」
─ 祖先を敬う心と敬老の心を─
―風彦
人間は動物である。が、他の動物と違うのは、霊長動物である。霊長とは、霊妙不思議な力を持つすぐれたもの。万物のかしら。人類(広辞苑)。生物で一番進化したもの(新明解国語辞典)などとある。
古代ギリシャの哲学者プロタゴラスは説いている。「人間は万物の尺度である」─。
フランスの科学者であり、哲学者、パスカルは「人間は考える葦である」ともいい、近世哲学の祖、デカルトも「我思う。故に我あり」─。簡潔にいえば、人間の特質は、論理、倫理をわきまえて、その真理を追究できるということだろう。他の動物とは違う所以でもある。
学問的な論議は、さておき、「霊長」の証の一つは、先祖への供養であろう。
しかし、最近は経済、社会の変化により、家族構成も『核家族』化。先祖の供養もおろそかになった。歳時記では、お盆、送り火、流し灯籠…はあるが、供養への意識は希薄になっている。
この月の二十三日は「秋分の日」。国民の祝日。戦前でいえば「秋季皇霊祭」。先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日。秋のお彼岸ともいう。また、その年の五穀豊穰を神に感謝する「神嘗祭」もあったが、食文化も変わり、日常の食生活では、季節感もなくなり、飽食の時代。食べ物への感謝の心もなくなった。
食だけではない。お年寄りへの敬老精神も薄れる。敬老が『軽老』に。年寄りを後期高齢者と呼ぶ。一九六六年、これまでの十五日の「老人の日」を「敬老の日」として国民の祝日としたが、休日の連休化で、今年は二十一日に。ことほどさように、人間─、なかんずく日本人は、いとも簡単に暦までも変える。
私はふと思った。日本の構造改革は、日本人の精神構造まで変えてしまったのか。
「万物の霊長」である証としてでも、祖先の存在を崇め、お年寄りを敬う心を持ち、豊かな国づくりに努めよう。それに相応しい「国民の祝日」がある。
生前、作家・司馬遼太郎さんは語った。「人間には志というものがある。志がないところに、社会の前進はない」
(風彦)
| 雑感(9月) | 2009年09月 |
代表取締役 田河内秀子
長い梅雨が終わり、暑い夏もあっという間に通り過ぎ、もう秋。わが社も八月から新しく第二十七期のスタートをきった。前期に計画し、達成できた事できなかった事いろいろあるが、欲目にみて八〇%は達成できたのではないかと思う。お陰で二桁増の売上アップを達成することができた。経営計画書を作り出して四年目になるが、以前の計画が無いときにはどうやって会社経営をしていたのか不思議に思う。こうであったらいいなと思う売上目標金額だけがあって、どうやって目標金額を達成すればいいのか皆目検討がつかない状態だった。何を重点的に営業してとか目標粗利はどのくらいでとか、社員の意識のベクトルを合わせる経営理念もなしで、ただただお客様からの注文を待っていた頃は、一年経つと悲惨な結果が待っていた。
目標を定め、そこへ到達するにはこれとこれに力を入れて、販促はどうやって、その為の予算はいくら取って等々、計画が立ってくると、いかにずぼらな人間であっても一周遅れでも何とか到達するものだなと思う。私自身が一番計画通りに物事を運べず、社員にいつも迷惑をかけているが、お尻を叩かれながらでも前に進むと一〇〇%はいかないが八〇%くらいは達成できるものだ。
多分自分の決めたことは確実に一〇〇%やるという人はこんな目標の立て方はしないのだろうが、あまり自信のない私はあえて目標を高くして、社員全員の総合力で何とか目標に近づこうとしているのだ。
さて今期はどんな結果が待っているだろうか? 目標は笑ってしまうほど高く設定した。
今期のモットー「わくわく!どきどき!仕事は楽しくやろう」で一年間頑張ってみます。
| 身近な野鳥 「遊ぶホシゴイ」 | 2009年09月 |
黒い棒を口にくわえて、飲み込む仕草をして吐き出す。また、それを嘴に挟み、くるりと回し、太い方から飲み込むような真似をする。棒が長くて咽喉にひっかかり、また吐き出す。どう見ても遊んでいるように見えるホシゴイを見つけた。
ホシゴイはゴイサギの幼鳥で成鳥になるまでには約3年もかかる。どの動物の子どもも遊び心が旺盛で、これが狩りの練習にもなっているのだろう。成鳥のゴイサギは頭から背中が青黒色、下面が純白であるが、幼鳥は、これとは大きく異なり、全身褐色で、背中に白い斑点が星のようにちりばめられている。それでホシゴイと呼ばれる。
ホシゴイは一年中身近にいる留鳥だが、成鳥のゴイサギと共に昼間は木陰やササ藪のようなところで休んでいることが多いし、夜行性の鳥なので目につくことが比較的少ない。しかし、このように昼間活動していることもあり、この個体は練習の成果があってか、ドンコ(写真)を次々と捕え、飛び込んできたトノサマガエルまで瞬時の内に捕えて、おいしそうに食べた。
ホシゴイは嘴の先は黒いが根元は黄色、成長するに従って黄色の部分が狭くなり成鳥になると真っ黒になる。羽も腰のあたりが褐色から青黒色に徐々に変化し、目も虹彩部分の黄色が次第に赤く変わっていく。足の黄色は成長しても黄色だが、この幼鳥は濃い緑黄色をしていた。
(2009年8月30日記)
| 農業が日本を救う | 2009年09月 |
いささか皮肉っぽい、逆説的なタイトルだが、副題には「こうすれば21世紀最大の成長産業になる」とある。問題はこの「こうすれば…」が、一筋縄でいかないところが日本農業の泣き所だと言えるだろう。
♪ ああ上野駅 ♪
入る列車の 懐かしさ~
また著者によれば、本著の執筆に当たって各地の農村を取材し、農協にもインタヴューを試みたが、各地であからさまな妨害と、取材拒否の連続であったという。
1.農地管理のデータベース化
2.民間型農協の出現
3.新規参入の壁排除
4.素晴らしい農作物の海外輸出
| オリジナルワーキング 独創的仕事人のセオリー | 2009年09月 |
高橋宣行 著 株式会社ディスカバー・トゥエンティーワン 発行
クリエイティブな仕事をするために、本書では、「知る・想う・創る・動く」というセオリーを提唱している。
社会のこと、客のこと、競合先のこと、その他何でも「知る」
高い志をもって、大きな夢を「想う」。
自らの想いをわかりやすくかたちにする。「創る」。
相手との絆を永続させ、深化させるように「動く」。
著者は、かつて博報堂に勤め、現在フリーのアドバイザーをされているということ。広告を作ろうと考えている人たちにとってとても有意義な本に違いない。
広告会社に勤めているわけではないが、この「タニシインフォメーション/舟入散歩」を担当している私にとって、本書で述べられていることは、大いに参考になる。というよりも、その仕事中、いつも考えてはいるが、漠然としていたことを明確な言葉で語ってくれたという感じだろうか。
独創的な発想は、感性を磨くことから始まる。著者が勤めていた会社では、その方法として、社員にデパートの地下から屋上まで見て回るということを課していたそうだ。様々な人の気持ちを理解できてこそ、人の心に突き刺さる仕事ができると筆者は言う。
ライオン、サントリー、ユニクロ、ソニー、スターバックス、新潮社…、その他の、企画に携わっている方々がどういうストーリーを作り出そうとし、実際に作り出してきたか。その事例が、「知る・想う・創る・動く」という項目にそって、わかりやすく紹介されている。
また、本文中の重要箇所や、見開きの右ページは手書きのデザインを採用し、見た目も楽しく、独創的な本だ。
(哉)



